弁護人差入れの鞄に包丁 被疑者が自殺を図る
<警視庁渋谷署>差し入れに柳刃包丁 容疑者自殺図る
8月23日13時7分配信 毎日新聞
警視庁渋谷署の留置施設内で今月16日、覚せい剤取締法違反容疑で逮捕された男(43)が、弁護人の差し入れたかばんに入っていた柳刃包丁(刃渡り約24センチ)で腹を切り、自殺を図っていたことが分かった。男は軽傷だった。差し入れ品に危険物が含まれていないか確認するよう内規で定められているが、署員はかばんの中身をチェックしていなかった。
警視庁留置管理1課によると、16日午後、男の弁護人が渋谷署3階の留置室受付カウンターを訪れ「男から頼まれた」とかばんを署員に手渡した。その際に署員は中身を確認せず、留置担当官に渡した。担当官が男の立ち会いでかばんを開けたところ、男は突然、中にあった包丁を取り出し、自分の腹を切った。弁護人が中身を知っていたか、誰から渡されたかは不明という。
同課の川津良幸課長は「詳細は調査中だが、再発防止に努めたい」と話している。【神澤龍二】
これ、ものすごく不思議であり得ない事件です。
弁護人、誰なのでしょうか?
弁護人はあとで「きちんと差し入れたのか?」と言われないために、必ず中をチェックして、差し入れるときにも同じようにチェックを依頼するはずです。
また、留置係は、差し入れのときは何を差し入れるのか必ずチェックしています(書類を作成して弁護人に捺印させています)。
そういう手続きがありながら、普通に鞄丸ごとをホテルのクロークに預けるようなノリで差し入れ??
渋谷署の被疑者の接見も差し入れも経験がありますが、きちんとしていたんですけれどねえ・・・。
ちなみに、差し入れのときはスウェットパンツを寝間着代わりに差し入れたとしても、ひもは差し入れできません。ベルトも差し入れできません。
自殺の恐れがあるからです。
それくらい細かいところなのに、どうして包丁なんて差し入れできたのか、本当に不思議です。
鞄にあらかじめ包丁が仕込んであったとか、そういうことでもないと本当にありえません。
いや、不思議ですね。
続報を待ちたいところです。
なお、病院で自殺や逃亡の恐れがないか、よく見張るべきだと思います。