とりとめなくなってしまいましたが

思うまま書いてみました。スミマセン。




書こうと思って半年以上過ぎてる御題がこれ。

遠回りな部分から入っていきますね。



一昨年のことですが

私はオットと一緒に墓参りという名目で

田舎を子供のときぶりで訪れ、その郷里?のなれの果てを目前にし

愕然としました。


放心というか、絶望というか


望郷の念が占めていた心の場所が

見事に打ち砕かれて

園部分に怒りと悲しみと空虚さが代わりにはまり込んだような


なんともいえない感情を味わいました。


緑豊かで澄んだ空気の土地が

開発の工事車両の土ぼこりでずーっともうもうと誇りっぽく


肺の奥底まで吸い込みたい夢にまで見た甘い空気なぞ無くて

乾いた工事の音と空気だけがそこにありました。


東京の足立区あたりのほうがよっぽど空気が美味です

(オットが結婚前住んでいた場所ですがナニカ?)


田舎から近い日本海の海は、中国韓国のゴミに一面に汚され

砂浜がゴミだらけですよ、びっしりと。


もうなんというか、やり場のない怒りが湧いてきました。

祖父が連れて行ってくれた海も、そんな状態で。


思い出が土足で踏みにじられるという気持ちをナマで体験しました。



そんなことがあって、1年ほどしたある日

車の中でふと


ショパンのポーランドに帰りたい病と自分の経験が符号したかんじでした。

ひらめきというかなんというか。


ショパンのピアノ曲は美しい曲が多いです。

ダイスキですが、何度か書いているように

あまりに繊細で美しい曲なため「ナヨナヨ、しくしく」弾く弾き手がいるのが

ペッ!!!ってカンジなんです。


もう、胸倉を掴んで「オラァ、キアイいれんかいっ」と

思い切り体育会系的な指導をしたくなりほどです。

、、、いや、ヘタクソなので出来ませんが。


甘いものをじょぶじょぶに甘く味付けした料理なんて

おいしくないでしょう?

きちんと指が動くなら、どうしてもうちょっと表現に気を遣わないのか

惜しい気持ちになるのもあるんだと思います。

上品な甘さとか、少し隠し味に塩入れるとか。いろいろあると思います。


折角手が大きかったり指が回るのに

なんでそんなチンケな弾き方をーーーみたいな

ヤッカミなのか??いや、本当に心から惜しんでるんです。


、、、巧ければ巧い分レパートリーが多すぎて

解釈が追いつかないというのもあるのかもしれませんね。

持てる者の悩みと持たざる者の悩みというか。

いや、むしろ、指が動くだけの才能しかないヒトというべきか。

いやいや、自分は指も動きませんからーーっ(笑)本気です。謙遜でもなんでもなく。


で、ショパン。


マズルカを聴くと、私が聞いた限りの盤では

だんだん憂鬱になってくるんです。


物憂い日差しを感じるんです。


明るいけど灰色の曇り空で太陽は目にきつく

そして、イヤな汗が出てくるような暑さ


これをマズルカの呪い、といわずして、なんと言う?


マズルカはポーランドの民謡からとった形式の曲です。

ワルツと同じ3拍子ですが、アクセントが違うです。


好きな曲もあるんですけど、ずっと聴いていることが出来ない。

ショパンの望郷の妄執が込められているからでしょ、と思ったわけです。


一度ショパンもポーランドにかえって、存分に思い出に浸ったり

思い出がぶち壊された思いをすれば

作風がどんなになったんだろう、と思います。


私のよーな天然ボケの人間でも結構な衝撃がきましたから

あのような曲を作るショパンが思いを果たした後というのは

相当の影響があるんじゃないかと思います。


もし、一度祖国の地を踏んで、そのあとマズルカを新しく作ったら

もう少し「スッキリ」したマズルカが出来たんじゃないかな

なんて思ったりします。


うす曇りかつ蒸し暑いイヤーナ日を想像させる曲じゃなくて

大雨でも、見事な青空でももっとスッキリしたかんじ。


アシュケナージだからいけないの?アシュケナージだから??

いや、ルービンシュタイン版のベストも980円CD持ってたはず。


望郷の呪い


でもねやっぱり、知らない幸せより、知る不幸を選びますよ。


知った後はそれを不幸と感じるのはつかの間で


対処!対処!に追われるわけですから


知る不幸っていう言葉は厳密にいうと違うような気もします。


まあ、衝撃が走るとかはあるでしょうけどね。


何も聞かされず、知らされず、知らず、見ず、過ごすことのほうが

私は不幸だと思っています。



あー、なんかやっぱり脱線した。


いや、ショパンは好きですよ。ピアノの詩人っていうより

もぉ、ピアノの素敵ジュエリーデザイナーっていってもいいかもです。

宝石商人っていうのはちょっと違うからデザイナー(笑)


といいつつもベトベンも好きです。