SING 会心の一曲!
*ネタバレを含みます。
アルバムを手にするまでは聴かない!という方はご注意下さい。
・心に空を
・SING
の2曲だ。
2曲とも素晴らしい。ここのところ続いていた"難しさ"が全くない。
シンプルでスーッと頭と心に入ってくる。
「心に空を」はわかりやすいJPOPでメロディアスな曲調とコーラスワーク、ハーモニーが素晴らしい。
こちらの方は別の機会に書いてみたい。
で、「SING」だ。
一発で心を射抜かれた。
素直に力をもらえる曲だ。
勝手に手が拳を作ってしまうパワーソング。
「ECHO」のすごく明るいバージョンと言っても良いかもしれない。
ダラダラと長くなく短いのも良い。
3分15秒くらい? という潔さだ。
簡単な構成は以下の通り。
(私の勝手な割り付けです)
1番
Aメロ ♪胸が苦しくなって〜
Bメロ ♪君は一人じゃないと〜
サビ ♪Just be yourself 〜
2番
Aメロ ♪雨が降り続いたら〜
Bメロ ♪涙なぜ流れるの〜
サビ ♪Just be yourself〜
Cメロ ♪間違いじゃない〜
ending ♪la la la 〜
キーはG、転調なしのシンプル構成。
AメロとBメロはほぼ同じメロディなのでAメロ-A'メロと言っても良いのかもしれない。
もしくはこの2ブロックを一つのAメロと捉えても良いのかもしれない。
Aメロ、かれんのリードで始まる。
この時点でもう、好きな曲!の予感。
そして続いて芹奈リード。 声は掠れているが芹奈独特の歌い回しは健在。何かね、泣ける。
ギターのソソソソ♭ソというリフがバックで流れていて心地よい。
コードが変わってもギターはずっと"ソソソソ♭ソ"
だ。オシャレ。
Bメロ、ここからスネアドラムがロールを使ったリズムを刻みだす。盛り上がりの序章だ。
このリズムにMAYUがリードを乗せる。味がある。
続くアサヒは強い時のアサヒの歌い方だ。
盛り上げてからサビに繋ぐという役割をこなしてくれている。
サビ、満を持してのmanaka。
これは効くなあ。グッと来る。
聴く方はもう手が拳を作りながら乗ってくる。
アップテンポの軽いノリではなく、心からのノリ。
続く芹奈。この高音!上がり切らないということが全くなくキチンと音程を捉える芹奈の特技。
(聴くだけで幸せ)
またコーラスが素晴らしい。
力が湧いてくるハーモニーだ。生で聴きたいなあ。
サビのコード進行はいわゆる1-6-2-5。
(1度、6度、2度、5度)
王道を持ってきたあたり、リトグリの歌唱力を信じている作者かもしれない。
2番
Aメロ、manaka。
伴奏が静かな時のmanakaは余計に声がしみる。
MAYUは1番よりも少し強めに歌っているかな。
メンバーが強弱のイメージを共有できているのだろう。
Bメロ、アサヒとかれんもサビで弾けるのを待っているかのような強いけれども抑えた感じが良い。
サビ、芹奈とかれんだ。
ステージで思いを伝えようとする二人の歌い方が目に浮かぶようだ。
コーラスがますます良い。
Cメロはmanakaとかれん。
二人のまっすぐな声が心に刺さる。
ここのアアアーと下がってくる3度ハモのコーラスも強くていい。
そしてla la laのendingへ。
ストリングスがlalalaをうまく盛り上げている。
もう言うことないよ。
聴いている私も心が弾んでいるのがよくわかる。
そして、なぜだろうか?長調の明るい曲なのに泣けてくる。雲ひとつない快晴のような曲だが、何だかじわっとくるのだ。 これが感動ということかな。
(私にとっては)まさに会心の一曲だ。
"SING" =リトグリそのものだものね。
このタイトルの曲が良い曲でよかったー。
心から感謝したい。
いつの日か5人でのステージを見てみたい、ぜひとも見てみたい1曲だ。