先日、注文していた部品が揃ったので本日は朝からのスタートでした
まずは車体から取り外していたキャブを空けて最後の清掃。
パイロットスクリューのOリングの存在が確認できなかったんですが、やっとのことで現れました。

千枚通しで押し回し、針金で引っ掛けて取れました

各通路の通りも確認して組み付け開始
そしてすべてのOリングの交換。

ペッタンコ
なんとフロートのOリングは経年劣化でカチカチのペッタンコ、少し引っ張っただけでバリバリに割れます。
そして液体ガスケットを塗って組んでいたようでそれらが溝にこびりついて剥がすのにひと苦労だった。
しかしここで手を抜くわけにはいかないので千枚通しを使い、時間をかけて綺麗にしました。

綺麗にして新しいOリングを組み付けました
そして車体に組み付け燃料を送る。
苦労のせいあってか、燃料漏れもなくなりました。
この段階ではマフラーのサイレンサーをバラしているのでエンジンの始動はあとからです。
次はマフラーリペア
以前はエンジンを掛ける度に煙を吐いていたのでバラしたらグラスウールがベトベトだったんです。
そしてあろうことに作業中にエンドピースと芯が外れてしまったんです
エンドピースに芯を嵌めたけど、少しぐらつくけどこんなもん?

芯の穴の開いている部分をふさぐように新しいグラスウールを巻いて
そしてリベットで留めて完成。
エンジン始動、音もうるさ過ぎずいい感じになりました。
続いてフロントブレーキキャリパーのオーバーホール。
前回はパッドを一枚外し、ピストンを押し出して軽く洗浄しただけだったんです・・・。
案の定、戻りの悪さは変化無しでした。
よって、今回はピストンもバラしてピストンシールも交換します。
ピストンの錆びはカッターナイフの背でこそげ落とし、最後は1,000番のペーパーで磨いて終了。

左は作業前、右が作業後
ボディの汚れは思ったほどひどくなかったので、軽く洗浄してピストンシールを組み込んで完成。
車体に取り付けエア抜きし、無事に作業完了!
タイヤを持ち上げ、タイヤを回転させると軽くクルクル回るようになり、当然ですが押し歩きも軽くなりました。
お次はフロントフォークのオーバーホール。
見た目はボロボロのダストシール、点錆びだらけのインナー
右側のフォークをバラしてる途中で問題発生。
インパクトレンチが不調で使い物にならず、分解整備をするはめに・・・
それから、足りない工具の調達などで時間を食い、結局暗くなってきたので本日の作業は終了にしました。
次回はフロントフォークの分解からです
