大樂必易 | 江戸屋の大旦那

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伊福部昭ファンのキミは、江戸家旦那鈴木正幸の日常を知り感激する
  
 ・・・・はず。。




 
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小林武史先生のお住まいには、この額が飾られておりました。


 


とても素敵な言葉です。

先日おじゃました、井上誠さんのお部屋にもこのお言葉がありました。

 小林先生は、伊福部先生のお言葉を私たちに
「伊福部先生は芸術はその民族の特殊性を通過して共通の人間性に到達しなくてはならない事を信条 とし、『大楽必易 大礼必簡』(「すぐれた音楽は平易なもので、すぐれた礼節は簡略な ものである」という意の司馬遷の言葉)を座右の銘としていたのです。」

と書かれた物をコピーして、みなさんにお渡ししてくださいましたが。。。。



その場にいた中国籍のヴァイオリン職人・ガンさんに中国の方は、どの様にこの言葉を捉えましたか?

と聞きますと。。


「 これは、素晴らしい言葉です!
    偉大な音楽  これは、必ず 易・・・つまり大宇宙の法則に従っている。」 という意味です。



おおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!



そうか!!  中国の方は 易 を 易学で捉えられた!
 
ちょとWikiから引用しますが 「易経」

この書物の本来の書名は『易』または『周易』である。『易経』というのは儒教の経書に挙げられたからで、他の五経が『書経』・『詩経』・『礼経』・『春秋経』・『楽経』というように「経(經)」の字を加えるのと同様である。

なぜ『易』という名なのか、古来から様々な説が唱えられてきた。ただし、「易」という語がもっぱら「変化」を意味し、また占いというもの自体が過去・現在・未来へと変化流転していくものを捉えようとするものであることから、何らかの点で ”変化” と関連すると考える人が多い。


こう考えると、伊福部先生の音楽創作の別の視点から考察でき。
 その日は、非常に有意義な一日に終わった。。


いっやあああ。。。。
 


小林武史先生の周りでは、このような 音楽談義 論談が飛び交い。。素敵な一日でした。。



そして、一番嬉しかったのが、。。
 あたくしの持参した 焼酎を喜んでくれたこと!

いつかまた、小林先生にお会いしたいな・・・と思う一日でした。。。
最後に、小林武史先生・奥様 いつまでも仲良くお元気で素敵な演奏を私たちファンに聴かせてください。

いろいろとありがとうございました。


おしまい