鋸山 2020,11,18

 2月19日に曽我丘陵ハイキングの帰りにコロナの湯に入って以来の、ハイキング会となりま

 した。久しぶりでブログ入力に手間取りました。

 

 今回は、会員のYさんにお願いして、俳句を作っていただきました。俳句のおかげで、写真以

 上に、思い出がよみがえります。

 

 掛け声に老いの屈伸冬日影  和春

   9:30 かぢや旅館駐車場で、準備体操をして出発。

 

 
 登山道は、歩くところは整備されていましたが、それ以外の場所は昨年の台風15号の爪
 痕が至る所残っています。 
 
 

 

急磴の一歩一歩や草の花

 展望台直前の急な階段はきつすぎて写真はありません。

 

頂きの冬日まぶしみ握り飯

 頂上より眺めが良い展望台での昼食。

 

 やっとお昼。太陽のような頭、ではなく笑顔です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 東京湾の対岸の三浦半島がかすんでい見えます。暖かいため富士山は見えません。

 

 頂上に白く小さく見えるのはロープウエーの山頂駅。観光客はあそこから千五百羅漢、

石大仏を見る方が大部分ですが、カメラのあるこちら側が山頂方面です。

 南の眼下には保田海岸。

 遠く少しだけ高い山が、里見八犬伝で有名な双耳峰の富山

 

 何度も鋸山には来ているのに、この頂上があることは知りませんでした。

 

 

 頂上の標高329.1mのテンをとれば、3291mになります。気分は北アルプス登頂。

 

 谷よりの風の涼しき尾根伝ひ

 

 眼下には高速道路。

 

冬空へ響く歌声石切り場

  Sさんの歌声が、響き渡りました。

断崖や冬青空に触れゐたる

 

 

階段に作業する人が立ち、石を滑り落として運んだ道です。

女の人が石を下ろし、荷台を引っ張り上げて、一日に3往復もしたという、大変な重労働だったと思われます。

 

 

近道を選りて下山の石蕗の花   和春

ここからは、観月台のルートをはずれ、高速道路わきに降りる近道を下り、出発地に

たどり着きました。入浴する人とそのまま帰る人に別れました。

入浴しない場合は、浜金谷駅で30分ほど待ち、3:09の上り列車で帰りました。