2025.11.15（土）

ついにやってきたキウイ狩りの日。

私の畑はキウイの木がある。

祖父が残した物だ。

地方の山間部にあり、過疎化で野生生物の出没が年々増えているので、このキウイも放置すると猿に食べられる。

猿が来ると、ご近所に迷惑がかかるので、このキウイは放置できない。

しかし、うちの家族はキウイが好きではないのでこれまで取ったことがなかった。

そこで、息子の友達や保護者を呼んでキウイ狩りのイベントにし、みんなにとってもらうことにしたのだ。

それが去年の出来事。

結果は大成功で、キウイはみんなが取ってくれたし、子供は楽しんだし、大人はキウイをゲットできて喜んでくれた。

猿を誘引するキウイを大勢でひとつ残らず取るという行為は、猿対策をしっかりしていると地域住民を安心させる。

全くもって、いい事ずくめだ。

そのため、今年も開催する事に。

昨年の反省を活かし、今年は色々とバージョンアップ。

畑の草刈りや枝拾いを念入りにし、子供が遊べるブランコをグラードアップし、スラックラインも加えた。

キウイの木も剪定して実を取りやすくした。

そして、参加者も増やした。

まぁ、大掛かりにしたため、私は準備が大変になったというデメリットもあるが、祖父の畑にこんなにも手を入れられたのはむしろメリットだったかもしれない。

さて、キウイ狩りを始める。

それにしても、今年は参加者が多い。

去年の参加者は、写真で確認すると子供5人、保護者が5人だった。

今年は子供が11人、保護者が7人、そして中高生が3人だ。

全く同じイベントで参加者が2倍。

このキウイ狩りは豚汁やおにぎりを出すのだが、その食材や容器などの用意が大変だった。

参加者が２倍なので当然だ。

そして、去年は豚汁の材料をみんなで洗って切る所から始め、おにぎりもみんなで握るところから始めた。

それを今年は豚汁の材料刻みもおにぎりニギニギも私と妻の2人でやった。

その方が面倒がないという妻の意向である。

そして、前回は会費を集めたが、今年は無しにした。

その代わり、収穫したキウイの一部を直売所で売って材料費にすることにしたのだ。

猿を誘引する害になっていたものを、価値のある資産として販売し、その売り上げでイベントを切り盛りするという持続可能でSDGs的な発想を子供達と実践するというもの。

キウイは普通に販売するが、そのキウイにも獣害対策とか、地域の子供たちが取ったとか、地元の完全有機栽培とか、そういう背景を掲示すれば、付加価値でより高く売れるかもしれない。

そうして売り上げが増えれば、このイベントもより楽しいものにグレードアップ出来るかもしれない。

いやはやどうして、このキウイ狩りはなかなか夢があって面白い。

さて、場面はキウイ狩りがはじまった所。

人が多く、去年を知らない人も多いので、開会式のように説明や注意事項を伝える。

後はみんなで勝手にやってもらおう。

というか、私はここまでで力を使い果たしており、もう疲れていた。

実際、写真を撮る気力もなかった。

このキウイ狩りはブログのネタにするつもりだったので、写真もブログ用にたくさん撮る予定だったのに。

でも、結果的に写真は他の人が撮ってくれた。

キウイも取ってくれたし、分配もしてくれた。

豚汁もママさんたちが作ってくれた。

子供たちの面倒も女子が見てくれた。

最後は片付けまでしてくれた。

参加者が多いと、みんなが色々やってくれるのでありがたい。

以下、みんなが取った写真だ。

ちなみに、わたしが撮った写真は以下の2枚だけ。

まさかのブランコから転倒する瞬間が撮れた。

祖父が残した畑で、こんなにもみんなが楽しんでくれるとはありがたい。

この記事は祖父に見てもらいくらいだ。

おしまい。

2025.11.15（土）キウイ狩り