鳥取県西部にある「米子鬼太郎空港」内に、個性的なラーメン屋さん「まるはち屋」さんがあります。こちらのお店は地元の水産会社が直営されており、名物のラーメンは蟹がスープにも具材にも使用された蟹ラーメンです。そして、この店のもう一つの売りは日替わりの創作ラーメンです。ここの店主はこの店が開店する前に同じ場所に入っていた「米子丿貫 米子空港店」の元店主で、丿貫は関東を本拠地とする煮干しラーメンや創作ラーメンを手掛けるお店です。前のお店で培ったラーメンの知識やバイタリティがいかんなく発揮されています。
 さて、初めて来たこの日は、名古屋に住む同級生が帰省し遊ぶ際に昼ごはんとして訪れました。ラーメンと共に、地酒に合いそうなおつまみ盛りを注文しました。塩気が効きつつ、各おつまみに個性がって美味しかったです。
(蟹味噌ディップ、いぶりがっことクリームチーズ、干しホタルイカ、低温チャーシューと金山寺味噌、葉葱)


①特濃蟹味噌蕎麦

 初めて行くラーメン屋ではその店のスタンダードを注文しがちな自分ですが、今回はこのメニューが美味しそうすぎてこちらにしました。スープは蟹味噌の濃厚な味わいがこれでもかと感じられ、塩気もしっかり目です。カニオイルでカニの風味もバッチリ効いています。硬めの麺との相性も良きです。蟹味噌の風味に嫌な感じがないのが凄いと感じました。


またある日。

この日は、どうしても食べたいメニューがありました。

②蟹味噌クリームコロッケ

(蟹味噌クリームコロッケ、蟹汁、らっきょう)

 蟹クリームコロッケのレベルが洋食屋のソレです。ソースには蟹味噌の風味がムンムンですが生臭さがなく、クリームコロッケのクリーミーさとマッチしています。蟹ほぐしみがたっぷり乗った見た目も嬉しい,


②3種のエビのつけ麺


 米子市にはエビつけ麺がめっちゃ美味しい「三鈷峰」というお店がありますが、そこに引けを取らない海老の濃厚な香ばしさを感じます。スパイスが効いており、カレーを想起させます(コリアンダーやクミン?)平打ち麺との相性も言わずもがな。


外を見れば空港の滑走路。現在はソウル便と東京便しかなく、少し寂しい雰囲気です。