実に久々のこのタイトル。
前回更新が2016年11月18日。
約8か月ぶりの更新だ。
あまりに放置し過ぎて、すっかりエケベリアファンの方が遠のいてしまった。
かつてのエケベリア専門ブログとしての威勢は見る影もない。
M氏の存在がすっかり忘れられてしまっていると思うと、胸が苦しくなる・・・
ような、ならないような・・・
それはよしとして・・・
僕は欧州に来てからの2年間、エケベリアを育て続けている。
ここで育てる一番の問題は、冬越しだ。
今年の1月に、マイナス17℃近くまで気温が下がってしまった。
外に放置していたら100%全滅してしまうほどの寒さだ。
それを避けるために、秋から水を切らした状態にし、冬は日当たりの良い室内に取り込んで一切水をやらず、徒長を最低限に抑えて冬越しに成功した。
花うららも元気な姿で育っている。
強健種だから外でも生き延びるのでは?という甘い期待で子株を外出ししてしまったら、見事に溶けていた。。。やはり欧州の冬は油断大敵だ。
そして、この春には新しい仲間も増えた。
Echeveria colorata 'La Autentica'
この時期でも外が冷え込むとぐっと赤みが増す。
やはり、コロラータはエケ栽培には欠かせない。
Echeveria longissima var. longissima
日本では、夏越しをいつも失敗していたが、ここではその心配はないだろう。
Echeveria purpusorum white form
普通の大和錦より白いタイプ。
黒くてずんぐりむっくりのタイプより好きだ。
Echeveria xichuensis
日本でもじっくり育てたかった品種。
先月、不幸にも突風で全ての鉢がひっくり返ってしまい、随分と葉が傷んでしまった。奥のエボニーも結構な被害を受けてしまった。。。
花は地味な色合いだな。
やはり、今でも欲しくなるのは原種。
原種回帰を強調していたM氏の影響かな。
エケ栽培は、やはり 原種に始まり、原種に終わる 気がする。
最後に、ヒアリナ。
え? これ原種だっけ!?
日本で大人気だったようなので、今頃何となく欲しくなった。
先程のセリフが宙に浮いている。。。
やたらと元気な花芽が伸びている。
もう花が枯れてしまって、つぼみがぱっくり割れてるな。
ヒアリナの花は、イチゴチョコみたいで可愛らしい花だが、枯れてるならそろそろ処分してあげないとな。
って、種とっとるやんけっ!!
ちなみに、これは交配ではない。
自家受粉させただけ。
交配のアイデア・方法は全てM氏が生み出したもので、僕はその手伝いをし、やり方を学んだにすぎない。
やはり交配はM氏あってのものだ。
にしても、久々に薬包紙を折ってみたが、まだやり方を覚えていた。
2年たってもまだ腕は衰えていないか!?
そして、つい咲いてるから受粉させたくなってしまったわけで。。。
これは、ミツバチの本能か・・・?
ここから、また何かが始まるのかもしれない・・・
M氏の足音がすぐそこまで迫っている・・・!?