以前、退院してきた祖父のリハビリに付き添っている、というネタを書いたかと思います。

 

2月18日。約3週間入院していた祖母も退院することができました。コロナの陽性が出て、軽症の場合には入院できますよ、とのことで通常は10日間の入院になるところ、熱が下がらなかったり、食欲がなく、ご飯も食べなかったようで、祖母だけ入院が長引いていました。

そしてその間に認知症のレベルが上がってしまったようです。入院する日にもこちらの問いかけに対して、返事が曖昧だったこともあったので、なんとなくうなづけました。

 

退院してきた日には本当にここが自分の家なのか、疑ってしまうほどでした。幸い、誰がだれかはわかっていたようで、「ありがとう、○○(名前)」と何かしてもらうたびに名前をつけて言っていました。しかし「トイレはどこにあるの?前はそんなところにはなかったよ。」と言われました。トイレに足があるわけでもないので、移動することもないですし、入院中にリフォームをしたわけでもありません。長くいた病院から家に帰宅し、環境が変わって少しパニックを起こしてしまったのかと思います。

 

今日で退院して1週間が経ちました。退院してきた日の認知症度合いを100とすると、現在は30くらいになりました。こちらの問いかけに対して、うんとしか答えなかったのですが、今ではそれじゃなくてもっとしょっぱいのがいいな、などと自分の意見を言えるようになりました。

しかしご飯を食べた記憶がなくなるそうで、毎日「朝から何も食べていない」と言っています。ご飯を食べた後で何かをやる体力もなく、ベッドに横になっています。そのため、起きるたびに「今日は何も食べていない」と言っています。さっき食べたのに食べさせて大丈夫かな?と心配になり、ネットで調べていましたが、食べた記憶がなくなるのは、認知症あるあるのようで、「今準備してるからね」と言ったり、1回分の量を少なくしておいたりという工夫が必要とのことでした。

 

少し前に退院してきた祖父も手を焼いているようでしたので、日中(寝坊気味であまり早起きできないのですが、私が起きている時間帯)は私がほとんど面倒を見ています。とはいえ、自分の妻である祖母を放っておくわけにはいかないと、声をかけていることもありました。そりゃそうですよね!

また夜中にもよく起こされています。祖母はもともと、声が大きく、よく夢を見る人で、夜中の寝言で起こされることがしばしばありました。その一番の被害者?は祖父で、寝れないんだよ・・・とぼやいていることもありました💦

 

ちなみに祖父は、とても元気になってきました。今では1Kgのウエイトを足首に巻いて片足ずつ3分間上げ下ろしをする筋トレを自主的にするほど、体力が戻ってきました。また夜中に何度も起きてトイレへ行くということも徐々になくなり、ある日の朝は「今日は7時間も寝ちゃったよ!!」と言っていたり、「見て見て見て!ほら腰がすっとしてるでしょ?」と背骨がまっすぐになり、スムーズに歩いている姿を自慢してくれることもありました。祖母に起こされてスムーズに眠れない時もあるそうですが、昼寝をよくしてくれるのでなんとかなっています。こちらとしても寝てくれている方が手がかからず、自分のことができるので安心できます。

 

そしてビッグニュースがあり、綴っている(ブログって綴るっていうんですかね?)次第です!!見出しをつけるとしたら・・・

祖母、一人でお風呂に入る!!

ですかね・・・。衝撃的ですよね。一昨日の晩御飯中に「明日はお風呂に入るからね」と言っており、正直、あまり発言に期待はしなかったのですが、昨日の晩御飯後に「今日は体洗わなきゃね」と自分からお風呂場へ向かいました。一人でできるよ、とは言われたものの、床で滑って頭を打ったらもっと大変だと思い、いつでも助けに行けるように脱衣所で待機をしており、3分に1回くらい「身体洗うのはどこにあるかわかる?」「シャンプーは届く?」「脱いだものは洗っても良い?」などと声をかけるようにしていました。

 

結果的に身体も髪の毛もすべて自分で洗い、しっかり入浴もしていました・・・(すごすぎ。思ってたんとちゃう・・・)

 

しかし浴槽に浸かった後で、過呼吸になりました。このままでは溺れてしまうのではと思い、すぐに出しました。

祖母的には今まで普通にできていたことなのにできなくて悔しいようでしたが、約一か月もベッドに横になっていて、筋肉も衰え、体力もあまりない中で、そこまで一人でできたことが本当にすごいなと思い、家族みんなで褒めていました!

今朝もカーテンを開けに行ったりと、よく動いていました・・・!どこから力が湧いたのか、びっくりです!!!

 

退院後は認知症のこともあり、結構精神的な疲れが多く、月曜日に久しぶりに仕事へ行った私ですが、いろいろとやらかしてしまい、病みかけていたところで、嬉しく、びっくりなできごとでした!

 

きっと同じように介護をしている方も、慣れるまでが大変なのだと思います。私はまだ始めたての何も知らない素人介護ですが、何かできることがあればこれからも引き続き、助けていきます。