2024年のニーサ株として研究選定した自動車部品関連株の紹介第四弾は、(株)ミツバ(7280)ですが、この株は試し買いをしませんでした。

 

   同社は、自動車用のワイパー、モーターを主力とする電装品メーカーで売上高のほとんどが輸送用機器関連事業である。

 

   売上比率は四輪61%、二輪27%、電動化ソリューション12%、第二四半期は二輪が大きく伸びホンダ向けが38%となった。

 

   今期業績は四輪が回復、二輪は継続して好調で第二四半期の上方修正を行ったが通期業績は据え置いた。

 

   会社はその理由として、中国動向の不透明と為替の不透明を挙げている。中国は四輪のリスクがあり、二輪の好調は第二四半期がピークで、インドは不透明、インドネシア、ブラジルは下期に落ち込む予想である。

 

   資本金50億円、利益剰余金326億円ながら自己資本比率は24%と低く、有利子負債が1,705億円と多く、年間配当はここ2期連続3円という低さである。

 

   第二四半期の為替差益が13億円計上されているが、9月末の為替レート149.58円はかなり甘いと判断しました。

 

   購入を見送る判断材料はいろいろありますが、一番は中国動向の不透明感です。

 

   12月29日の株価は987円ですが、1月8日、テレビ番組で「坂本慎太郎氏」がこの株を推奨したことで翌9日以降急騰しました。