甲子園が最高に盛り上がった。秋田県の農業高校だ。全員が秋田県出身という。やはり地元出身の子が全員となれば、県民は応援に熱が入る。全国から能力の高い選手を集めてのチームと、地元出身だけのチームとなれば、国民の殆どは金足農高を応援してしまう。
しかし、優勝は圧倒的な強さで大阪桐蔭だった。エリート軍団の強さは本物だ。しかし優勝しても騒がれるのは、準優勝の金足農高。この構図、昨年、ダンスの高校選手権、準優勝の大阪の登美ヶ丘高校と似ている。
準優勝ながら、奇抜なアイデアで魅せたバブリーダンスで一躍大人気なった。マスメディアは、優勝高校より登美ヶ丘ばかりを取り上げた。年末には、紅白歌合戦に出場。国民的アイドルのようになってしまった。
優勝高校より準優勝高校が騒がれる結果に選手たちは、何を思うだろう。大阪桐蔭は、春優勝している。さらにU18代表候補に5人も選ばれている。それだけに今大会では、注目度NO1であった。
出場高校では優勝候補NO1の実力がありながら、連覇を狙うため地獄のような練習を積んだという。凄まじいプレッシャーの中から掴んだ連覇。素晴らしい素晴らし過ぎる。マスメディアももっと祝福するべきだろうに。
個々の能力の高い選手が集まり、そこに名将と言われる監督が指導する。さらに練習も他のチームより激しく厳しい。能力のある選手たちが集まり、どのチームにも負けない練習量をこなせば、それは強くなる。負けるわけない。
ただ、簡単なことではない。全国から有望な選手をスカウトしても必ず伸びるとは限らない。「伸びしろ」を見抜くことは難しい。さらに、エリート軍団だけに負けられないというプレッシャーもキツイ。
これは、サッカー界でも言えることだ。Jのチームは、セレクションで能力の高い子を集めてチームづくりをする。我々から見れば、羨ましい限りだが、しかし、集めた選手全員が、伸びるとは限らない。さらに、プロが指導するJ軍団である以上、我々、小さな町軍団には負けられない。そのプレッシャーは、Jの指導者といえ相当キツイだろう。勝負の世界、大変である。
甲子園、猛暑が続くこの時期、昼間の時間帯での試合は大変である。健康上問題があるなら、ナイターにするなり、ドーム球場でするなり、サッカーのように球場を分散するなり、そんなに難しい問題ではない。甲子園に拘ると、どうしても無理がある。野球ができるなら、どこでもいいではないか、と言うと、ふざけるな、甲子園でなければ意味がない、と、言う声が聞こえてきそうだ。