前回の成長痛で片方だけとんでもなく痛くなる事が考えにくい理由の答えですが



骨はほぼ左右同じように成長します。


骨が伸びていくのに対して筋肉の長さがついていけずに筋肉がくっついている骨の部分が筋肉に引っ張りれて痛みを出すのが成長痛の原因です。



野球肘(昔で言うリトルリーグショルダー)や


テニス肘と似たような理由で痛くなるんですね。



今回の小学6年サッカー選手はあきらかに左膝の痛みがひどくて、右膝の痛みは全く無し。


この全く無しがキーワードですね。



全く痛み無しは少しおかしいんです。




右の太ももの筋肉の硬さをみてもあきらかに左と違う。


今までの経験上成長痛の子供たちは太ももの筋肉がキンキンに硬くなってます。

(この硬さは筋肉の疲労からくるのではなく、筋肉が骨の成長に引っ張られて伸びきってしまっていて硬くなっている状態です)


なかなか見極めが難しいですけど、ある方法をとれば簡単に憶測がたてれます。




今回の選手は太ももだけでなく、ふくらはぎの筋肉もキンキンに張ってました。


軽く小指で押しても「痛い!」ってカラダをよじるくらいでした。(ここはもっとひどくなると疲労骨折します。)


お母さんにもみてもらいましたし、本人にもわたしが小指で軽く押すところもみてもらいました。



痛く無い右側のふくらはぎも同じように小指で軽く押しても全く痛く無いのも感じてもらいました。




お母さんもこの足の状態にはビックリされてましたが、こんなカラダの状態でスポーツをしている選手はたくさんいます。



そして最終的に


疲労骨折


剥離骨折


腰椎分離症


腰椎すべり症


肉離れ


などなど長期戦線離脱を余儀なくされる状態になりますね。



その間の子供たちのストレスはなかなかのものになります。



家で家族に当たり散らす子供の話もよく聞きます。

大人でも家で当たり散らすのに子供ならなおさら当たり散らしても本人を責める事は難しいかと思ったりしますけど、そこはうまく自己処理できる人間になってほしいと願うばかりです。




ここで少し言いたいのが







スポーツ選手の1番大事な道具はカラダです!





大人でもカラダが疲れていて良い動きができますでしょうか?


そんなカラダで1年中技術練習をして質の良い練習ができますでしょうか?



プロ選手ならある程度技術も高度な事が出来るし、出来る可能性のあるカラダや脳神経系なのが前提で練習やトレーニングをしているのに


まだそのレベルに達していない子供たちに
朝から晩までカラダが疲労し続けたカラダで怒鳴られながら練習してる風で時間を過ごしても思ったように成長しないのでは?と考えるのはおかしいでしょうか???


サッカーなど比較的歴史の浅いスポーツは練習時間が短かかったり指導者の方のライセンスがしっかりとされていて素晴らしいと思いますが
そうでないスポーツも多くあります。



今回の選手も左足だけ



外反母趾になっていました。




親御さんも気づいて無くて(カラダに関したら素人ですから仕方ないです)今回の出張治療で発見した事実です。


「これから〇〇を1日必ず一回はやってね。」


「注意する点は〇〇と〇〇だけでいいからとりあえずやってね」


脳神経系のトレーニングを伝えました。




しかし左足だけ外反母趾。


右足は普通の足。



カラダを支えて地面からの感覚を脳に伝えているのは足の裏です。


足の裏って実はとても大事なところなんです。



脳梗塞でまっすぐ歩けない患者さんの足の裏(足底)をモミモミして柔らかくすると(刺激を入れる)それだけで先ほどまでまっすぐ歩けずフラフラしながら歩いていたのが、まっすぐ歩けたりするんです。



そんな事実を知ってるので余計にカラダを良い状態にするとその選手が望む結果に早く近づけるのでは?と考えてしまうのですね。



いくら素晴らしい技術を教える指導者がいたとしてもカラダの事を無視して指導してもなかなか望む結果には近づけません。



良い指導者の方はそのあたりしっかり勉強されているのでトレーナーなど専門の方をスタッフに召集します。



経済的にそれが叶わない状況であれば仕方ないですが。


それほど昔と違ってスポーツをするのにもお金がかかる時代ですね。



勉強には塾などお金をかけるのにスポーツ選手に1番大事なカラダにお金をかけないのは残念な話です。



疲労って目に見えないものなのでなかなか人にはわからないんですけど、もし自分なら?って考えてみてください。


毎日バカみたいに動き回されてフラフラなのに誰もわかってくれない。(フラフラでも、やらないといけない時期は年間数回はあると思います。何がなんでもフラフラはダメと言っている訳ではないです)


そしてカラダが限界になって痛みを出して怪我と診断される。



責められるのはなぜか自分。。。




何も知らなかった昔ならまだしも、知識も経験もある10年以上前なら各実にそんな状態まで無茶苦茶していた無知な指導者を責めますね。




そして今のわたしなら指導者を責める事はありませんけど。。。。


悪いのは無知な自分だと自分の勉強不足さを責めます。


指導者の人は悪くないです。


その指導者を選択した自分が悪いです。


勉強不足でした、リサーチ不足でした。


それだけです。



みなさん選手を悪くしようとしている人は1人もいないと思います。


そのチーム、指導者を選んだ自分が悪いんです。



しかし入ってから分かる事も多いと思います。



その時はどうしたらいいのか?



辞めて別の選択肢に変更するか


勉強での塾のように別で勉強するしか無いですよね。



わたしがこの仕事をしているから言っているわけではなくてそうするしか無いのでは?と考えるからです。



自分のカラダは自分で守る。(選手は)



子どものカラダは親が守る。(小学生、中学生くらいまでは。)




良い指導者や環境を整えたり、気を配っていらっしゃるチームはあります。


逆のチームもたくさんあります。



1番子供さんに適した環境を提供してあげてください。


あとは本人がどれだけ考えてスポーツの時間を過ごせるかでしょうか。


みなさん頑張ってくださいませ。