久しぶり。

斉藤です。

本日は我々ONIGAWARAの1stオニアルバム、GAWARA!のフラゲ日。
ということで、全曲解説しよう。少しでも聴きたくなるように…


1.抱きしめたい

俺は基本的に編曲担当なので曲作りは竹内メンバーにまかせているフシがあるのだが、去年の秋頃かな?ふと神の啓示がありこの曲が1サビ前まで一気にできた。そこから厳しい冬を越え、柔らかな春の息吹に目を覚まし、梅雨時のじめっとした感じを吹き飛ばすためにやって来たんだぜ。
歌詞に関しては漠然とアニメの主題歌をイメージして、正義感がありながら言ってることはシンプル、というところを目指したかな。うっかり脳を通って意味を持ってしまわないように、細心の注意をはらって書き上げた。すげー深読みしてくれる人いたらおもしろい。
サウンドは、我々の持っているビートロックエッセンスをふんだんに盛り込んである。グレイ、ラルク、ジュディマリ、ボウイ、そしてKATSUMI…ギターを持ったきっかけに食らいつくような。シンセ等々のサウンドもよく作りこめたと思う。そして、オニアルバムの中で唯一ピアノが入っていない。
加藤マニ監督のもとでのびのびの爆破させていただいたMVはこちら↓
https://youtu.be/TwXJRzw9QGA


2.MEGA☆DEATH

この曲は本当に素晴らしい。学生時代からツラを見るなり
「目つきが悪い」
「なんか不満なの?」
「なに?眠いの?」
「目死んでるよね」
などと言われ続けてきた我々の鎮魂歌である。竹内メンバー、やってくれた。ありがとう。
デモ自体は去年からあった気がする、今回のオニアルバムに合うぞ!ということで制作に着手した。
サウンド的にはZARDや大黒摩季、SMAPの001〜003あたりを目指した。ディストーションギターとラインで録音したクリーントーン。サウンドこそ我々の大好きな90'sエッセンス溢れる仕上がりだが、歌詞に関しては2010年以降の文法だと思う。何気にとてもハイブリッドな楽曲。


3.ナンバーワンちゃん

今年の干支が犬だし、我々は犬が大好きなので制作。制作のスピードがすごい早かった。これも歌詞がいい。これこそがラブソングだ。
サウンドも超絶しっちゃかめっちゃか。竹内メンバーからしっちゃかめっちゃかにしてほしいとオーダーがあったので。構成ごとに曲が変わっていくようなイメージで進めていった。アウトロのギターソロはなんと俺。尺短いから弾ける!と思ったら弾けた。エッセンスとしては、Mr.President、m.c.A・T、SMAPなどを参考にしながら制作したかな。
加藤マニ監督によるさまざまな犬にまみれて大満足なMVはこちら↓
https://youtu.be/HEhCQk4vIik


4.夏フェスなんて大嫌い!!なんちゃって

今回のオニアルバムの中で一番スローかつチルなムードのラップナンバー。リリースの周期的にこのタイミングを逃すと次の夏はいつになる!と思い、2014年に制作して無料配信していたものをリアレンジして収録。これも本当にいい曲。淡い夏の恋心と強烈な便意が交錯する、オンリーワンの夏ソング。個人的に、俺のバースで竹内メンバーのバースを台無しにするのがテーマだった。結果、台無しにできたので良かったと思う。
元のアレンジはリズムがかなりスッカスカだったので、MPCの魔術師KO-Neyにファットなビートを叩いてもらった。なのでビートがめちゃ太い。ポコポコしたシンセやパーカッションのループなどは気に入っていたので、そこにちょこちょことシンセを足したり、ギターを録りなおしたり。歌はもちろん再録。歌詞の変更もなし。
新保監督によるスタイリッシュなMVはこちら↓
https://youtu.be/N5ujZo1C-js


5.Masahiro

1stオニアルバムの中でも特に異彩を放つのがこのナンバー。なんとほぼギターインストゥルメンタル。シャカタクメソッドでコーラスが少し入る。
イントロのフレーズは竹内メンバーが10年くらい前から弾いていたフレーズの気がする。今回時を超えて蘇った。
雰囲気はちょっと違うけど、カシオペアを聴きながらドラムとベースを打ち込んだ。意外とスラップはしていない。竹内メンバーから送られてきたデモのドラムがクソほどヘボかったので「よし、俺がかっこいいドラムにしてやるからな」と気合が入った。
日曜日にリビングで競馬を見ている竹内正広氏の姿をよく見ていたので感情移入しやすく、制作もスムーズだったと思う。竹内メンバーにとっては父親への愛、俺にとっては氏に対する畏敬の念がこもった愛のフュージョン。


5.ホップステップLOVE

この曲は去年の夏にリリースした配信シングルで、今回のアルバムに合うぞ!ということで収録された。
第1弾のデモはギターのカッティングとハウスっぽいループと歌だけのデモをもらっていたので、ダンスビートっぽいのが理想なのかなと思っていたら第2弾のデモで雰囲気がガラッと変わったのでけっこう混乱した。岡村靖幸さんのあのロンというよりはアイドルネッサンスのあのロンっぽいドラムのビート感はそのデモを参考にしている。
今のイントロのギターフレーズはエレキのクリーンでストロークしたものだったので、とりあえず歪ませた。変形のメジャーセブンスっぽいパワーコードとかオクターブフレーズでイースタンユースやBUMP OF CHICKEN、ジミーイートワールドなどのギターの絡みを意識したかな。BメロはL'Arc〜en〜CielのNeo Universeを。
制作時の一番心に残ってるエピソードは、歌録りの時になんかパンチが出ないなぁということでキーを半音上げることになり、ギターが全部録りなおしになったこと。エレキギターはそういう時にザラっとしたいい音になるんだよ。
勝見監督による日焼けで死にかけたMVはこちら↓


6.僕、君、彼女

この曲は竹内メンバーの十八番というか、視点のおもしろい曲だなー。初めて聴く人はこんがらかると思うけど、聴いているとふと点と点がつながる瞬間がある。聴きこんでくれ!
この曲はいつもの斉藤仕事のような感じだけど、けっこうリズムにこだわっていて、いろんなループ素材を混ぜてノリを出している。ギターは全編アコースティックギターが入っていて、そこでの爽やかさもある。
目指したのはやはりSMAPだな。我々はいつでもSMAPになりたいのだよ。


8.We are 鬼!

ハチャメチャが過ぎる1stオニアルバム"GAWARA!"のラストを締めくくるナンバー。むしろこの曲でしか、締めくくれない。当初収録される予定じゃなかったのが恐ろしい。これ入れないでどうするつもりだったんだ、我々。
"ポップミュージックは僕のもの"が我々の個人的で精神的なテーマソングだとすると、この曲はガワラーの皆さんと我々ONIGAWARAテーマソング。
とにかくどんな状況であれ楽しみましょうということ。それだけ。
サウンド面では、ギターソロをとにかく目立たせることに注力した。そのために意外とバッキングギターの音をコロコロ変えている。自分のパートのギターはいかに目立たずに目立つかを目指したな。なので、SUGIZOさんのバッキングを参考にした。SUGIZOさんはギターソロの人というイメージの人も多いだろうけどバッキングもぶっとくてキレキレで超絶かっこいいのだ。
デモをもらった時はこんなにギンギンした感じではなくてテンポももっと遅かったんだけど、「テンポを上げると勢いが出る」ということに気付き、即刻テンポを上げた。
織田裕二や福山雅治のブラスセクション的フレーズや、セクションごとに変わるドラムの音にも注目。


以上、GAWARA!全曲解説終わり。
CDへの思いは竹内メンバーが吐露してるので俺はしない。俺たちはいつでも同じ気持ちだ。なので俺ができることは各楽曲の成り立ちやディテールを細かくお伝えして、聴く時の足しにしてもらうこと。

聴きたくなっただろ!!!!!!

さあ、聴いてくれ↓

iTunes
https://itunes.apple.com/us/album/gawara/1378882034?l=ja&ls=1&app=itunes

Apple Music
https://itunes.apple.com/us/album/gawara/1378882034?l=ja&ls=1

OTOTOY
・ハイレゾ
https://ototoy.jp/_/default/p/104447
・通常
https://ototoy.jp/_/default/p/104356

Spotify
http://open.spotify.com/album/4ZEL0tkzpexFIIB5F3wsDl

Google Play Music
https://play.google.com/store/music/album?id=Byrjswfg3foqz5qd3cxyv5qy5ia

CDは明日リリース、今日フラゲ日だ。今や音楽を聴く選択肢はさまざま!いっぱい聴いて楽しんでくれい。

以上、斉藤でした。

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