5/26は朝の8:55から「碁盤斬り」を観ました。シネマサンシャインのポイントで日曜だけど無料で観てやりました!貯めておいて良かった。




50両ステッカー配っていました

ミッドナイトスワンが凄く好きなので、草彅くんの映画は観たいと思うんだけど、元ネタの柳田格之進を講談で観ていて気ぃ悪い話だと知ってたのでちょっと迷いました。松麻呂さんのバージョンだと、50両盗んだのではと疑われた格之進、奉行所に申し出て潔白だと分かっても一度ついた汚名は消えない(このあたりはデジタルタトゥー的で理解できる)だから切腹して潔白を証明する(これは理解しづらい)この思いを娘に気づかれて、「50両は私が吉原に行って作りますから切腹はしないで」って言われて、盗んではいないけど50両を大店の番頭に渡し「もし50両が出てきたらお前と源兵衛の首を切る」(理解しづらい)一年後、大掃除の際に50両が出てきて首を切ることになるが、おもむろに碁盤を斬り「悪いのは囲碁である」と言う格之進。その後、大店に娘のお絹は身請けされ店で働くことになり幸せに暮らしました。柳田格之進の一席、読み終わりでございます・・・っておいっ!娘が売られとるやないかい!!許せるかー!!ってモヤモヤするんだよね。あと娘の気持ち!店で働くのは本意なの?ないがしろにされすぎなんだよね娘が!

でも、映画ではオールクリアになってました(^o^)吉原のお店の女将さんがキョンキョンだった時点で守られそう(貞操)と気付いたけど"文七元結"的だったのでギリギリ許せました。事件の前に下働き中の跡継ぎ青年との恋のくだりがあったので、嫁に行くというパーフェクトハッピーエンド。

他に格之進が城を追われて浪人になった原因のエピソードが加わって、不幸度が増していました。悪役の斎藤工が本当に嫌なヤツ。最終的には首を切ってくれって言うんだけど、腹も切れず罪人のように首を切られようとするのが反省と取れなくもないけど、それにしてもです。

オチの掛け軸のくだりも良かったな。自分の正義で仕事を追われた武士たちにお金を配りに行ったんだよね。斎藤工が言ったウソに乗ったのが面白かった。

セットも割と安っぽくて背景が影絵みたいだったりでそれが逆に落語っぽくて良かったです。

草彅くんは演技が上手いって言う人もいるけど、私はそうは思わないな。VIVANTの脇役やってた人たちみたいのを演技が上手いって言うんじゃないかな。草彅くんには主役の器があるんだろうなって、田村正和とか水谷豊とかああいうスターな感じがします。

草彅くんの次作にも期待!本当にいい映画でした。




ランチはららぽーとにいたのに自宅近くまで戻ってきて行きつけの「スワズ」で日替わりカレー(ナス+チキン)とアイスチャイのセット。安定のナンとカレー、一番美味しい店だと思います。不便なところにあるお店ほど美味しいインドカレー!