3/7は11:35から「PERFECT DAYS」を観ました。



お昼は丸天の海鮮ユッケ丼♪思ってたよりボリュームがあって、カニのお味噌汁も美味しかったです。



映画の内容は、平山という中年男性の繰り返される日常をずーっと追った作品。早朝、近所の人が道路を竹箒で掃除する音で目覚め、起きた勢いで布団を畳んで古いアパートの一階(何故かメゾネット式になってる)で歯を磨きヒゲを整え、小さな植木鉢の木に水をやり、仕事着に着替えてアパートの外の自動販売機でコーヒーを買って車に乗り、仕事現場に向かいます。仕事は渋谷区の公共トイレの清掃、車で古いカセットテープでロックを聞きながら到着するともくもくと仕事をこなします。

昼は決まった神社のベンチでサンドイッチを食べます。木漏れ日の写真を撮り、自然に生えた実生の木をちゃんと許可をとり貰ってきてアパートで育てています。仕事が終わったら銭湯の一番風呂、その後行きつけの安そうな居酒屋で一杯、夜は眠くなるまで文庫本を読んで眠りにつきます。

お休みの日はコインランドリーに向かい、洗っている間に写真屋でプリント済みの写真を受け取って新しいフィルムをカメラにセット、古本屋で100円の文庫本を一冊買います。それから美人ママのいるスナックで、常連のおじさんと少し喋ったりママの歌に聞き入ったり。そんな日々の中に、同僚の男とか姪と妹、スナックのママと元夫とかが問題を持ってきて嬉しかったり悩んだり・・・

人と関わりを持たず、自分の思いのまま淡々と過ごせばそれなりに楽しく幸せかもしれないけど、他人と関わることで人間らしい気持ちになるよねっていう。映画の中で彼が何故家族と距離を取ってるのかとか、結婚(モテるという設定なので)した事があるのかとか全く分からないので、すばらしき世界のあの役所広司の続きだといいなって思いました。あの生活は、ちょっといいなーって思うよね。