1/31は15:50からは「哀れなるものたち」を観ました。



あらすじは、天才外科医バクスターは川に飛び込んで自殺した女性を拾い、脳を彼女のお腹にいた胎児の物と入れ替えた"ベラ"を大切に育てていた。

幼児期を通過し、ベラは外の世界に興味を持ち始めた。

やがてベラは性の欲望に目覚める。

バクスターはそんなベラの様子を見て、助手のマックスと結婚させようと考える。

バクスターに呼ばれて結婚に関する契約書を作りにやってきた弁護士のダンカンは隠れてベラに会いに行った。ダンカンに外の世界をもっと見ようと誘惑されたベラはバクスターを説得してダンカンと共に大陸横断の旅に出た。

リスボンに到着した二人はセックス(ベラは熱烈ジャンプと呼ぶ)に明け暮れる。ベラは次第にダンカンの手に負えなくなっていく。

ベラを自分の手元に置いておきたいダンカンはベラを豪華客船に乗せてしまう。ベラは老婦人のマーサと、黒人青年ハリーと交流を深め、読書をするようになりぐんぐんと知識を身に着けていく。

アレクサンドリアえ停泊した際、貧民窟を見下ろす場所に行くベラ。そこでは子供が死に、大勢の人々が虐げられていた。

ショックを受けたベラは客室に戻り、

ダンカンがカジノで大勝ちした金を困った人に渡そうと船員に渡してしまう。

文無しになったベラとダンカンはパリで船を下ろされ、ベラはお金を作ろうと娼館で働くことにした。ダンカンは激怒、ベラは出発前にバクスターが困ったことがあったらと用意してくれた金をダンカンに渡してやる。ベラは娼館で独り働き始める・・・


面白かった!全体的に不思議な時代感があって、衣装や娼館の様子、脳移植とかアヒルと犬をくっつけた"アヒル犬"や"犬アヒル"が歩き回ってる様子とか、古めかしさと新しさが混在している。バクスターは父親の実験台にされ顔も傷だらけ、食事後にゲップみたいな玉を吐き出す習慣があったりする。ベラは成長していくにつれ魅力的になっていく。

ラストシーンで、ベラの元夫に羊の脳を移植するんだけど、私はバクスターの脳を入れる?ってちょっと思った。でもそれじゃいつまでもバクスターから卒業できないのかな。アホみたくメェ〜って鳴く元夫は面白かったです。いい映画でした!