9/13は15:55から「バービー」を観ました。



バービーは全てが完璧で夢のようなハッピーな日々が続く"バービーランド"に住んでいます。バービー達と微妙な関係のケン達は毎日パーティー、ドライブ、サーフィンを楽しんでいました。

しかしある日、バービーの体と世界に異変が!困惑した彼女は世界の秘密を知る"変わり者のバービー"のもとへ。彼女の助言に従ってバービーは元の自分の持ち主を見つけるため、ケンと共に人間の世界に旅立ちます。ロサンゼルスにたどり着いた2人、人間たちから好奇の目にさらされた上、女の子たちに「バービーは卒業したの」と言われショックを受けてしまいます。ケンはバービーランドと違う男社会に大いに影響を受けてしまいます。

マテル社に連れてこられたバービー、箱に入れられそうになったところを脱走、自分の持ち主であるサーシャと再会したバービー。サーシャの母親グロリアはデザイナーで新たなバービーはダークなものばかり、バービーの異変はそのせいでした。

3人でバービーランドにもどるとそこはケンが人間の世界で学んだ"男らしさ"を広め男性優位の社会になっていましたはたしてバービーはランドを取り戻す事ができるのでしょうかというような内容。


ファンタジー映画のようでありながら、メッセージ性が強くて身につまされる思いもさせる作品。バービーが正しいと思っていた"美しく着飾って毎日楽しく過ごす事"を少女たちに全否定される悲しさ、髪をざんばらに切られ、いたずら書きされた変わり者のバービーは悟りきったように町外れに住み、定番のバービーは、大統領バービーや、医者、教師、CA、などの専門職を持つバービー達のように仕事も技術もなくて「私に何ができるのかしら」を思い悩んだり。調子に乗ったケンが「マッチョだぜ!男だぜ!」と何の根拠もない理屈で圧をかけてくるのも、男らしい感じで変なリアリティがある。面白かったです。