今日は朝からアンジャッシュの渡部さんとニッケルバックの理解君の3人で神宮第二球場に行ってまいりました。





渡部さんはとても高校野球を愛してらっしゃいまして、その知識の豊富さは本当に驚くべきものがあります。





特に渡部さんの母校であります都立日野高校への愛情は凄まじく、地区大会一回戦から現地に足を運ぶほどであります。





あの選手はチームで一番試合中に声をだしているんだよ、などと野球の技術以外のことまでも注意深く観戦している渡部さんを見て、本当に母校のチームを愛してらっしゃるんだなと微笑ましくなったのと同時に、携帯の待ち受けが日野高の選手の写真なのを見た瞬間は軽くひかせて頂きました。





そんな渡部さんと、なぜ朝から一緒に神宮第二球場まで足を運んだと申しますと、





なんと今日の神宮第二での試合が、秋季大会ベスト8ということで、第一試合が私の母校である早稲田実業、第二試合が渡部さんの母校、日野高の登場であったからであります。





この偶然にはさすがにテンションの方もあげさせていただきまして、15年ぶりくらいに母校の試合を生で観戦させて頂いたのであります。





数年前のハンカチ王子さんの甲子園の時は必死にテレビ観戦させていただいたのですが、やっぱり生は素晴らしいと感じました。





15年ぶりに、肩を組みながら紺碧の空(早稲田の応援歌)を歌い、とても懐かしさを覚え、学生時代の淡い思い出が頭の中を駆け巡りました。





胸がいっぱいになった私は、同級生や当時お世話になった先生方はいらっしゃらないかな、お会いできたら感激だな…と渋くスタンドを見回してみたりしましたが、一切いらっしゃいませんでした。





私の母校ということで、渡部さんや理解君にも応援をお願いしたところ、お二人は快く引き受けてくださいました。





渡部さんにいたっては、私よりOBなんではないかと疑ってしまうほど必死に応援してくださいました。






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※紺碧の空を歌う渡部さん(右)と理解君(左)






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※父兄の方々と紺碧の空を歌う私





残念ながら早実は日大三校に敗れてしまいました。





そして、第二試合は日野高の登場であります。





渡部さんは母校の登場によりいっそう大きな声援を送り、私と理解君も必死に応援させて頂きました。





しかし、試合は日野高が6対2でリードされ、9回裏ツーアウトランナーまで追い詰められてしまいました。





さすがに99パーセント敗戦を覚悟いたしました。





が、私の母校も渡部さんの母校もここで姿を消してしまうのかと思ったその矢先、日野高の反撃が始まったのであります。





四球や相手のミスにより1点を返し6対3とし、なおも満塁で5番菊池選手が打席に入りました。





その菊池選手、なんと逆転満塁サヨナラホームランを放ったのであります!





9回ツーアウトランナー無しから4点差をひっくり返したのであります!





我々は狂喜乱舞いたしました。





私は子供頃から野球が大好きでよく観戦に行ったりさせていただいておりますが、これほどの意外な展開のゲームを見たのは生まれて初めてであります。





我々は大絶叫して喜び、喉が痛くなったほどで、理解君は涙を流しているようにも見えました。





本当にテンションがあがりすぎて、一度タクシーで去った神宮にまたタクシーで戻り、球場の周りの様子を見に行くという奇行をとってしまったほどであります。





本当に野球の楽しさ、恐ろしさを再確認させられたような試合でありました。





こんな素晴らしい試合を見せてくれた日野高校にはこのまま甲子園まで突っ走ってほしいものであります!





早実も今回は残念でしたが、夏には期待であります!





やっぱり母校というものは素晴らしいものであります。





今回は渡部さんと私の母校の試合観戦だったので、次は理解君の母校を見に行こうじゃないかと私は理解君に言いました。





理解君は、とても力強く、そして爽やかな表情で、





「僕の母校はもうないんです。」





と、おっしゃっていました。





なにかこう、最後は少し切ない気分になったのでありました。





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※母校がもうない理解君。以前飲みに行った時の写真であるが、もはや化け物である。深夜に酔っ払ってこのような姿になった時は、私はあまりの彼の風貌の悲惨さに彼の目を直視することができなかった。