今日未明、私は自らの部屋を掃除させていただきました。
今日のお昼過ぎに、地上デジタル電波調査のおじさんが部屋にいらっしゃるからです。(おじさんかどうか定かではないが、おそらくおじさんであろう)
私は掃除が苦手です。
苦手というか嫌いです。
面倒くさいからであります。
ですから私の部屋はちらかっております。
先日、部屋の玄関まで来た後輩が、ちらっと部屋を見て「う、汚い…」と小さく呟いておりました。
聞こえないフリをして明るく振舞っていましたが、深く傷つきました。
無表情で聞こえないくらいの声で小さく呟いていた後輩のリアルさが特に傷つきました。
そんな私ですが地上デジタル調査おじさんのために頑張って掃除をしました。
掃除しながら、
「なんでまだ見ぬおっさんのために掃除しなくちゃならないんだ、だいたいおっさんに気を使う必要は全くねえし、その未知のおっさんにどう思われようといいよ、未知のおっさんに部屋汚いって思われたってなんの影響もねえし、綺麗だからって未知のおっさんに好かれても嬉しくねえし」
とか色々考えましたが、やはり未知のおっさんのどんびきした顔を見るのが恐ろしくて掃除を続けました。
「俺、掃除って一度始めると、結局完璧になるまでやっちゃうタイプなんだよねー」
みたいな感じになればよかったのですが、疲れたのでものすごく中途半端なところでやめました。
未知のおっさん、ひかないでくださいね。