おとといの5月31日でわたくし、無事31歳になることができました。
この31という偉大な記録を達成できたのも本当に皆様のおかげであります。
ありがとうございました。
それにしても今年の誕生日は非常に思い出深いものになったのではないでしょうか。
その日は渋谷でライブがありまして、帰りにみなさんで飲みに行くことになりました。
シャイなわたしはお店に行くまで自分が誕生日であることを特に公言しなかったものの、内心は「なんか結果的にみんなにお祝いしてもらう形になってしまうなあ、なんだか照れくさいけど、嬉しいなあ、うふふ」なんて思ったりしていました。
そのうえ、いつも仲良くしてもらっているスピードワゴンのお二人や流れ星のちゅうえいや岩見君や、さらには相方の野田和田までいたものですから、これは近年まれにみる素敵なお誕生日になるぞと確信しておりました。
お店に着くなり、私はさっそく自分があと数十分で誕生日を迎えるということを皆に告げました。
皆さん、そうなんだ~それはお祝いしようと笑顔でおっしゃってくださいました。
これは幸先の良いスタートがきれたぜ、0時になったらさぞかし幸せな瞬間が訪れるのだろうなと緊張すら感じておりました。
しかし数分後、その浮かれた私を少々不安にさせる光景が目の前に広がりました。
なんと私を除いた9人中8人がPSPを取り出し、モンスターハンターを始めたのであります。
皆様、楽しそうに、時には熱く、モンスターハンターに集中しはじめました。
もちろん、数分後には私の誕生日が訪れるという雰囲気は部屋から完全に一掃されておりました。
23時57分、58分…。
地獄のような緊張感の中、時間だけが刻々と過ぎていきました。
そしてあれは確か0時3分だったと思います。
わたくし、自ら「誕生日になりました」と告げたのです。
その行動自体屈辱に満ちたものでしたが、その後の光景はまさに地獄でした。
みなさん、PSPの画面から目を一切離さず、鬼のような棒読みで「おめでとー」と次々にコメントし、即座にモンスターハンターの世界に戻って行ったのであります。
薄暗い部屋の中、画面の光が反射して浮かびあがる皆様の表情はまさにモンスターでした。
中には閃光玉とかいうアイテムのせいで異常に光った顔してらっしゃる方もいらっしゃいました。
そして、直後にハンターランクがあがった人に対しては、皆さん一斉に、それはそれは感情のたっぷりこもった天使のようなおめでとうを贈呈してらっしゃいました。
そんな中、ちゅうえいはこっそり店員さんと相談してくれてたらしく、ケーキを持ってきてくれました。
私は、ああ、こんなにしゃくれた天使がいたのかと一瞬感動しましたが、一通り火を消したりとかそういった儀式が終わると、ちゅうえいも一目散にモンハンの世界に帰っていきました。
やっつけ仕事とはこういうことをいうのかと勉強になったほど、あいつはやっつけていました。
しかも、「俺、笛やし」と意味不明な発言までしておりました。
悲しみと憎悪に満ち溢れた私は、すぐにPSPとモンスターハンターを購入しました。
しかし、間違ってもらっては困ります。
私はモンスターを狩るのではありません、友達を狩るのです。
私はフレンドハンターなのであります。
私も早くハンターランクをあげて、皆様から愛情たっぷりのおめでとうを頂きたいのであります。
夢であります。
私の当面のささやかな夢であります。
しかしまさか、31歳の誕生日にお友達ほしさにゲームを買うとは思っていませんでした。
モンスターへの恐怖心とゲームに不慣れなせいもあり、力みすぎた私の左手の親指はもげかけております。
なんかあれですけど、とにかく今年も頑張ろうと思います。