ちゃんとした敬語を使うと

全部噛むから

部活用の敬語しか使えない

和田だよ

だからちゃんとした仕事は無理ッス



って事で

昨日おおかわらのバイトを手伝ってきました

なので今回は

バイトの思い出


高校時代

バスケ部を引退して初めてのバイトは

地元の焼き肉屋でした

お金を稼ぐ事より

出会いを求めて入ったバイト

色々な妄想をしながら店に入ると

そこには大勢のおじさんと

おばさんが一人


それでもすぐにおばさんと仲良くなり

若くて可愛い子はいないの?

という旨を遠回しに聞くと

「店長のセクハラで若い子は

全員辞めた」との事


店長に軽い殺意を抱きながら

『こんなバイト(若い子がいない)

を続ける意味あるのか』

と自問自答を繰り返していると

初めてのオーダーが


呼ばれた席に向かうと

全員がサーフィンをするサンタのプリントのトレーナーを着た

ヤンキー家族が

少し緊張しながらオーダーを受け

注文されたものを出し終えて

またおばさんと話していると

サンタさんの席から怒号の声が


チャイムで呼ばれたので

恐る恐る席に行ってみると

笑顔のサンタさんの絵の上に

リーゼントをかけた鬼の顔が


そして

出された肉の間から

ゴキブリが…


一瞬で事態の深刻さに気付き

とりあえず

「バイト初日なんで何にも分かりません」

という盾を片手に必死で謝るも

鬼は荒れ狂うばかり


しかしすぐに待望の

「お前じゃ話にならないから

店長出せ!」の声が


心の中でガッツポーズをしながら

厨房に駆け込むと

まさかの

両手で大きなバツを作り

小さな声で

「俺いないって言って」

と囁く店長が

「いや、呼んでくるって言っちゃいましたよ!」

と言っても

「俺はいない!」の一点張りなので

仕方なく席に戻り

「すいません

店長は今さっきあがって帰ってしまいました」

と苦しい言い訳をした瞬間

「今すぐ追え!」と怒声が


何故か咄嗟に出てしまった

「店長オートバイなんで

追い付けません」

の言葉に完全にキレた鬼は席を立ち

「ふざけんな!もう帰る!

ほとんど食べてもねえから

タダでいいよな?」

と言い寄ってきた


気持ちの中ではタダにして

すぐに帰って欲しかったが

俺が決める訳にもいかず

再度厨房へ


そして

厨房に隠れながら聞いていた店長からの

大きなバツを出しながらの

「タダは無理ですって言ってきて」


さすがに何の話の進展も無いまま

席に帰るのは嫌だったので

「なら半額では?」

「無理」

「なら30%引きは?」

「ダメ」

「割引券とかは?」

「ない」

「ならどうするんですか?」

「ガムがそこにあるから」

「は?」

「それ渡して謝ってきて」

「そんなの店長が行って来て下さいよ」

「無理だよ」

「俺も無理ですよ」

「君はバイトなんだから行きなさい」

「無理です」

「行かないとクビだよ」

「分かりました」


という事で

初めてのアルバイトは1時間でクビになりました


今思えば昔から

バイトとは縁が無かったなー





































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