最近粗筋を追いかけていた「名不虚伝」と「君主」、そして「善徳女王」についての所感です。
ホ・イムとヨンギョンのメロの障害が、時空&医者だったという点が面白くて、「名不虚伝」の虜になっています。子供の頃からの夢である医者という職業が、時空を伴うことで二人が離別しなければならない障害となる後半が面白い。患者のために医者になったけれど、そのためには元の時空で医療をしなければならない、離れ離れにならなければいけないどうしようもない障害。医者として生きるときめた夢、ホ・イムとヨンギョンが共に生きたいという後から生まれた夢の狭間が面白い。
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「君主」はファンタジーな面も多いですが、君主とは?という王になるべくもの、そういう夢を持つべき人について問いかけている王道な面があります。
周囲が王に望むような人材ほど、王になりたい願望が薄いように見えるのは、ある意味恵まれていて、向いていない方ほど王になりたいと熱望する無い物ねだりに見えるというかw
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トンマンはいつから王になる夢を見たのか?
王というよりも英雄に憧れる、民の指導者になる夢はタクラマカン砂漠にいた頃から持っています。
女の幸せを捨ててまで政治の舞台で活躍したい夢は、子供の頃からの憧憬だった故に聖骨という身分を得た瞬間に実現したい夢となったのかも。
ピダムはミシルに「夢を見なかった」という残酷な言葉を投げています。
真平王は「他人の夢を欲しがるのか?」とさらに残酷な言葉をミシルにw
身分違いと女であるということが、ミシルに王になる夢を見せませんでした。
ミシルの長年の夢は皇后という名誉であり、そのための運に今一つ見放さています。
ピダムの場合は、ムンノの英才教育で千年の名を残す名誉に憧れましたが、本質的に理解していないからか、与えられた漠然とした夢だったからか、女王時代にトンマンの涙なんかで捨てています・・・。。。う~~ん。唸ってしまった初見の感想です。その後に翻弄されるピダムになるためには必要な過程なのかもしれませんが。
ミシルに「青臭い夢」と言われてしまうのもしょうがないw
そんな敗北の美学に堕ちたピダムファンv
最初から手が届かないわけじゃなくて、届きそうで届かなかった哀愁というか。
トンマンに一途という本作の設定が、政治において翻弄される原因です。でも一人の女性に一途というのは、女性からみたら夢なのかも。
ユシンとウォリヤは金伽耶と大伽耶の王子として生まれ、それぞれ王になったはずの夢があります。再興を願ってはいけない夢。でも王になる資質はそれぞれ充分に持っている二人なので、そこからくる葛藤と憤りは静かに激しく辛く、感情移入すると辛い伽耶の王族の末裔達です。
チュンチュは王になるべくして生まれたような状況の中、情勢の悪化で隋に行かされたり、派閥つくりに翻弄したりと孤軍奮闘してばかりw真平王のようにすんなりと王になれない逆境が王になりたい夢と欲求をさらに強めて、長く続く金春秋の系統が生まれたような、妙な説得力がありましたw
夢は捨てるべきなのか、しつこく追いかけるべきなのか、考察したくなる![]()