年2回、春と秋の公開。
いつもは電車で行くが、ちょっと久しぶりに遠出サイクリングしてみようと思った次第です。

16km、ゆっくり走って一時間。
2段変速というスペックが、果たして上り基調コースに耐えれるかと思ったが、大丈夫でした。
精度の良いクロモリフレームが、適度にしなって、推進力をアシストし、ショックアブソーバーになっ
てくれました。
そして、タイヤ、ヴィットリア・ザフィーロが素晴らしい。
クロスバイク用、廉価版、700C×28Cとスペック上はコンフォート仕様だが、タイヤの断面が真円
に近いので、ぱっと見、23Cかと思えるほど細い。
転がり抵抗が小さいので走りも軽い。
しかし空気量は多いので、乗り心地も良い。もう半年、1600km乗っているが、減りも少ない。
このタイヤは素晴らしい。
通勤は、片道8km、それ以上の距離を走ったのはこれが初めて。
いろんなことやってみると、いろんなことがわかるものですね。



彼方に、かつて住んでた団地が見えた。




アーチの頂点にはめられた飾り石、これが明治時代の職人たちの誇りの証しなのだそう。
地盤が軟らかく、難工事で、崩落事故で殉職者も出たという。
そうか、列車は必ずこの下を通るわけか。



上の立て看板の説明にある「七重巻き」が下の写真です。
美しい。
これが完成した時、どんな思いがしたのだろう。

非日常の極致、昼間の真闇を歩く。地面には、線路の下の石が撒かれている。
角ばった石は足元の安定を少し損なう。
暗い何も見えない中、ふらつく足取りで歩き続けると、遠くに明かりが見える。
闇の中を不安を抱えてさまようからこそ、見えた光が安堵をもたらすのだなあ。
精神論めいたことを現実に体験するというのは、心の健康にとって良い効果をもたらすと思う。




風が吹くと木が揺れる。
これだけ多くの木が関連し合いながら風にたなびく景色をゆっくり眺める機会などそうそうない。
風が見える。風って水のように流れているのだと発見してうれしくなった。

帰りは、別ルートでシングルトラックを歩く。
人間は、裸のケダモノだ。
土と野生の植物がこんなにフィットするのだから。

何度来ても新たな発見がある。
実在の土地でありながら、心の中にある特別な場所なのだ。