CDよりレコードの方が音が良いなんていうのは、都市伝説の類いで、だいたいは、 イケ好かない

マニアみたいなヤツが高価な機材をモノ自慢するための方便だろうと思っていた。

 しかし、間違っていた。

学生のころから使っていたレコードプレーヤーが壊れたので、ヤフオクでSL-1200MK5を落札したのは

2年前。2万円台だったと記憶している。

 それほど積極的にアナログ盤を聞いていたわけではないが、CD誕生前に購入した音源をいつでも再生できる

環境を維持したいという程度の動機であった。

で、コレが来て、手持ちのレコードをかけたとき、衝撃が走った。

 ダイアーストレイツ、「悲しきサルタン」。

 CDと比べて、というより、まったく別次元の音がした。

それぞれの楽器が、それぞれの楽器の音がする。漠然と「CDと比べて良い音」というのではない。

スピーカーから聞こえるギターの音は、ストラトキャスターを真空管アンプにつないだ音がする。

ライドシンバルは、どこの位置をたたいているのかがわかる。スティックの木の音も鳴っているのがわかる。

もう、音が良いとか悪いとかではなくて、リアルな楽器の音が聞こえるのである。

 それから、少しだけ、中古盤を買って、ジャズとか、ロックとか、聞いている。

同じアンプ、スピーカーでCDも聞くが、やはり、リアルという点では、圧倒的にアナログに軍配が上がる。

6万円台で購入した、普及品のプリメインである。

 あまり、細かいところにこだわらず、カジュアルに楽しもうと決めていた。

しかし、レコード針もコレについてた中古品で、レコード盤のホコリすら取ったこともない。

そろそろ、も少しキチンとビニール盤に取り組もうとあいなったわけです。

 レコード針を交換しよう。耐久性は、200時間といったところだそう。

で、ネットで調べると、意外と高い。ある時期から、飛躍的に価格が上がったそうだ。

カートリッジと一緒でも、さして価格差はないので、SHURE M44G。

 

 針も付いて6000円ほど。最安値レベルだが、モノは間違いなさそう。

で、生まれて初めて、カートリッジ交換に挑む。

 

できた。使用開始日を書いといた。

で、湿式クリーナー、スタイラスクリーナー、ジャケット外袋、内袋も購入。

クリーナーで汚れを落とそう。

 これは秀逸。ホコリをしっかりとキャッチしてくれる。

 ホコリのついた状態だと、針との間に入って盤を削って痛めてしまうらしい。

レンタル落ち品。キズもの、汚れもの。しかし、アナログ盤だと、たとえノイズが入っても、それに勝るサウンドが得られる。

 湿式なので、ちょっと乾かす。

クリーナー液にはアルコールは入ってないようです。静電防止効果もあるらしい。

 マニュアルを見ながら0バランスと針圧調整。

0.75~1.5g。適正範囲内でも、ずいぶんと音が変わる。軽くすると、高音が強調されてシャカシャカに。

1.5だと、楽器の生音に近い感じになった。

 今回、インサイドフォースキャンセラーという機能があることを知った。説明すると、すごく長くなるので割愛しますが、

回転する物体は、内側に向かって力がかかっているらしい。従って針と接しているV字の溝は、内側の方が強い力が

掛かっており、それを打ち消すための装置なのだそうです。

コレの場合、上の右手にある黒いダイアルがそれ。マニュアルでは、針圧と同じ値に設定するとあるが、ネットの

情報を読み込んでいくと、極力、小さい値にした方が良いようである。

 こういう、アナログ機械を設定して、音を変化させるというのは、なんか感覚的にフィットするのです。

これをアナログ感覚というのだろうか。人間の感覚に近いセッティング方法だと感じる。

で、聞き終わったら、古い内袋を捨て、新しいのに交換。せっかくクリーニングしても、汚れた袋に入れては元も子もない。

で、ジャケット保護袋も交換して、作業完了。

 次回は、リード線交換にチャレンジしてみたいと思います。

なんか、落ちてはいけない穴に自ら飛び込んだのではないかという一抹の不安が無いでもない。