寂れてしまった商店街には、子供のころ、さしたる目的もなく、お店が並んだ活気のある通りをワクワクしながら

ただブラブラと母と歩いた思い出がそのまま、何も変わらずにそこにあるのだ。

 だからどんなにシャッターが閉まっていても、何も買うものがなくても、補助金頼みで街づくりのお荷物に

なっているとしても、まったくかまわない。

 いつまでもそこにあってほしい。

どんなご立派なテーマパークよりも胸躍る夢の空間なのさ。