有山淳司と内田勘太郎 at 名古屋 「得三」。
ブルースギターの名人の中の名人。人間国宝級の二人が奇跡の競演。
ひとりでも見たいギタリストが、ふたりでやるという。
前日に前売り券を買う。整理番号25番。
前売りが25枚しかハケてないのだろうか。そんなはずはないだろう。
18:30開場。やはり、100番台の人も並んでいる。おそらく店に置いてあるのは、
若い番号ということなのだろう。今後の参考になった。番号順に入場したら、席は自由。
幸運なことに、最前列の真ん中が空いていた。
インストで、「第三の男」。意外な選曲。
勘太郎のMCによれば、
「江戸時代に、憂歌団というバンドを結成して、その2年後くらいから、有勘として活動してた。」
ということらしい。本当は70年代の半ば。
そのときのテーマ曲が、「第三の男」で、キャッチフレーズが、「悪魔のギターと天使の歌声」らしい。
今回、一夜限りの復活。

向かって左が、勘太郎。新しそうな、シングルカッタウェイのドレッドノート。サウンドホールにはフタ。
ダイレクトボックスからコンソールへ。
有山さんは、マーチン・トリプルオーっぽい小さいボディのオールドギターに、マグネチックピックアップで、
年季の入ったツインリバーブ。

有山さんは、ブライトなヌケの良いトーンで、勘太郎は、ソフトな抑え気味のトーンが好対照。
沖縄では、三線の達人になってくると、楽器と声がひとつになってくるらしいが、この二人の声も、
ギターのトーンと似てることに気が付いた。
有山、ウィスキー飲みながら、タバコ吸いながら。勘太郎は淡々と。
リラックスした感じで、トークも久しぶりに会った友達と居酒屋でしゃべってるみたい。ライブハウスっぽくて良い。
憂歌団の「おそうじオバチャン」、上田正樹と有山淳司の「みんなの願いはただひとつ」。
それにしても、二人ともフィンガーピッキングで、すごいダイナミクス。なんで、そんな強いアタックが
出せるのだろう。そして、アンプ通しとは言え、フォルテシモの強さがすごい。
そして、有山さん、ずっと笑ってるし、トークは、グダグダ。客席から
「シカゴパウンドやってー」
「それは、木村に言え」と勘太郎。
ああ、これが関西なら、もっと客と丁々発止のやりとりするんやろなあ。
アンコールは、「昔、二人で作った甘いラブソング。」
うっとり。溶けました。
客電が点いたのが、10:00。
ああ、いい夜だったなあ。
では、自転車で帰ります。
