わらの行進 僕がまだ小さかったころ、田んぼは遊び場だった。初めて野球をしたのは、稲刈りあとの残る広い田んぼだった。積み上げられたわらの上にダイブした。わらまみれになった。おとなに見つかっては逃げた。あの感触、そしてにおい、もうすっかり忘れていた。 子供たちのいない田んぼは、広すぎてかなわないよ。