憧れは遠く 好きとか嫌いとかじゃなく、もっと心の深いところにずっとあった。少年のころ垣間見た、それはきらめく刺激に満ちた、まぎれもない大人の世界。洗練された都会のロックだった。 僕らが胸をときめかせたスターたちは、次々とほんとうの星になってゆく。現在も未来も、やがて過去になってゆく。わかってる、だけど、やるせない。それでも、今日、今日、今日。 今、今、今。手を合わせたりしない。冥福を祈ったりしない。ちょっと遠くへ行ってしまっただけなのだから。