午前中なのに国道19号線のデジタルは32℃。

もう秋なんて遠い過去の幻想になっていくのかもしれない。

暑い暑いと言ってるうちに急に寒くなって冬になるのだ。

40分走って自転車をとめた。初めての映画館、伏見ミリオン座、ちょっと探した。

おしゃれ。名前から、なんかもっと猥雑な昭和のシネマを想像したよ。

 ジャック・ホワイトは良く知らんのです。CS放送で、短いスタジオLIVEを見たことがある。

Drと二人で、爆音ギター。何かが足りないハードロック、そんな程度の印象しかなかった。

 

 Drは実姉らしい。

ジャックは実はブルースマンなのだ。

「楽器と衣装を赤と白だけのデザインにして、あえて自分のやりたいことを隠している。」

と語っていた。僕は、キッチリその手にかかったことになる。

良く聞いてみるとギターも歌もブルースだ。歌、素晴らしい。久しぶりにメイルボーカルに聞き入った。

TVでは、その編成に物足りなさを覚えたのだが、それは、ぼくの固定観念としてのロックのフォーマット

に当てはまらなかったからだ。ベースレスのロックバンドではなかったのだ。

ロックバンドではなくて、ブルース弾き語り+鳴り物。

ここでのドラムは、リズムというよりは、合いの手なのだ。そう分かってしまうと、素直に楽しめる。

 

その歌を聴きながら、こんなことを思いついた。

「素人は、のどで歌う。シンガーは、からだ全体で歌う。ブルースマンはからだ全体と精神で歌う。」

そんなボーカルだったよ。

 

 終盤、3人でセッションするのです。3人とも、スライドバーを指に。おもしろいことに気がついた。

ジャックは小指、ジミーは中指、エッジは人差し指にはめてました。

 

 とても楽しい映画でした。ワクワクしました。なんか、ちょっと参加した気分。

音楽って、それ自体が映画的な要素を持っていると思う。

全ての音楽好きにおすすめしたい。ただし、ギターをやめようと思っている人にはおすすめしない。

きっと、ギターがやめられなくなるから。