ライム。
これがくせもの。

 サントリーのカクテルの素、みたいなので、ライム、覚えている。
忘れもしない。絵にかいたようなライムグリーンの液体が、中学生の僕の自宅の冷蔵庫
の奥で怪しく光っていたんだ。
 パパのまねをして、サントリーGINで割ってみた。

 なんか人工的な甘みと、本物のライムなんか見たこともなくても、バスクリンよりも
鮮やかな色のグリーンの刺激で、少年は、好奇心の海へと沈んでいったのでした。



 ときどき、会社の帰りに、スーパーをうろうろ。
発見、懐かしい気がして、買ってみました。

            

 これで割ってみました。

         

 美しい。そしておいしい。人工的な甘みじゃなくて、リアルな”ライム”の感じ。
サントリーじゃない。「ポッカ」製です。さすが、ポッカレモンのポッカやね。
ウソのライムなんだけど、ホンモノっぽいライムの感じ。

 しかし、私が求めるライムは、これじゃない。もっとグリーンで、もっとウソっぽいライムだ。もっと悪いライムなんだ。とってつけたような、おためごかしのヤツなんだ。

 さあ、さがしに行くのだ。

あの日、キミがついたウソに、もう一度だけ、だまされてみたい。