フクイサイクルは遠い。車で40分。前後ホイールとタイヤを積んで11:00開店直後に到着。前日に電話で、チューブの取り置きと作業工程を見せてほしい旨を伝えてあった。
しかし、小学校5年生から現在に至るスポーツバイシクル人生において、他人にタイヤをはめさせたことなどない。¥1,500の工賃は、金銭的のみならず、この小さなプライドまで破壊しようとする。
しからば、この屈辱の¥1,500をより有効に生かすのだ。¥1,500はタイヤ1本の工賃。最初の作戦は、作業工程を見学させていただくことで、その技術を目で盗もうというもの。しかし、それだけでは不十分であろう。この作業は、一度見たくらいでは太刀打ちできないであろう。経験が導き出した結論はこうだ。
自転車の車輪、通常は二つ。2本持って行って、職人さんに、1本やってもらいながら、横でもう一本を僕が作業するというもの。いいアイデアだ。うまくすりゃ、1本の工賃で2本やってもらえるという、クレバーと言えば聞こえがいいが、姑息な小悪人の発想である。
さすが人気店は、朝から客がいっぱい。こんな繁盛している自転車屋は知らない。取り置きのチューブを購入し、タイヤの件を伝えて、作業に入ってもらう。
店内、忙しいので、気後れする。一緒に作業したいとは言い出しにくい状況。しかし、対応してくれた若い店員さんは、快くOKしてくれた。
やっぱり、プロの目から見ても、パナレーサーのタイヤは硬くて、難物らしい。
それでも、素手ではめるとのこと。タイヤレバーを使えば、プロでもチューブに穴をあけるリスクが高いとのこと。
ゆっくり、ていねいに教えてくれる。チューブを装着するときは、軽く空気を入れてからというのが常識だと思ってましたが、こういうタイトなタイヤの場合は、空気は入れずに作業するとのこと。知らなかった。
「リムは中心の部分が最も円周が小さいので、まず、この部分にピードを寄せて行きます。」
テキパキとこなす若い店員さん。さすがプロ。横で同じ作業をする私。
「大丈夫ですか。右手?」
力の入れどころを間違えて、右の親指の爪が少しはがれた。血がにじむ。なぁに、かえって気合いが入りましたよ。
「このシマノのリムは若干、他メーカーに比べて外周が大きいので、このタイトなタイヤとは相性が悪いんですよ。」とのこと。前輪は完成。
私の担当の後輪はいい線まで行きながらまだまだぁ。
見るに見かねて、若い店員さんが、やってくれる。
「もう握力が限界です。」
二人がかりでエイャー。 でも無理。
「それじゃいつまでたっても入りませんよ。」
も少し年季の入った店員さんが助け舟を出してくれた。
「力じゃないんです。僕の手をよく見てください。こう、タイヤ全体を向こうに押すんです。」
言われたとおりにやってみました。
「スパンッ。」
おーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっっっっっっっっっっ入ったーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっっっっ。
この感動を誰に伝えたいか考えた。この世界中の自転車好きのしかもロードレーサーに乗っていて、しかもパナレーサーのタイヤを使っているすべての人に伝えたい。
「パナも素手で入るんだぞー。」
実際、ネットで検索したが、「素手では無理。」というのがほぼ定石のようだった。
いゃぁ、自転車、深いです。そして、プロフェッショナル、すごいです。ありがとう、フクイサイクル。
しかし、小学校5年生から現在に至るスポーツバイシクル人生において、他人にタイヤをはめさせたことなどない。¥1,500の工賃は、金銭的のみならず、この小さなプライドまで破壊しようとする。
しからば、この屈辱の¥1,500をより有効に生かすのだ。¥1,500はタイヤ1本の工賃。最初の作戦は、作業工程を見学させていただくことで、その技術を目で盗もうというもの。しかし、それだけでは不十分であろう。この作業は、一度見たくらいでは太刀打ちできないであろう。経験が導き出した結論はこうだ。
自転車の車輪、通常は二つ。2本持って行って、職人さんに、1本やってもらいながら、横でもう一本を僕が作業するというもの。いいアイデアだ。うまくすりゃ、1本の工賃で2本やってもらえるという、クレバーと言えば聞こえがいいが、姑息な小悪人の発想である。
さすが人気店は、朝から客がいっぱい。こんな繁盛している自転車屋は知らない。取り置きのチューブを購入し、タイヤの件を伝えて、作業に入ってもらう。
店内、忙しいので、気後れする。一緒に作業したいとは言い出しにくい状況。しかし、対応してくれた若い店員さんは、快くOKしてくれた。
やっぱり、プロの目から見ても、パナレーサーのタイヤは硬くて、難物らしい。
それでも、素手ではめるとのこと。タイヤレバーを使えば、プロでもチューブに穴をあけるリスクが高いとのこと。
ゆっくり、ていねいに教えてくれる。チューブを装着するときは、軽く空気を入れてからというのが常識だと思ってましたが、こういうタイトなタイヤの場合は、空気は入れずに作業するとのこと。知らなかった。
「リムは中心の部分が最も円周が小さいので、まず、この部分にピードを寄せて行きます。」
テキパキとこなす若い店員さん。さすがプロ。横で同じ作業をする私。
「大丈夫ですか。右手?」
力の入れどころを間違えて、右の親指の爪が少しはがれた。血がにじむ。なぁに、かえって気合いが入りましたよ。
「このシマノのリムは若干、他メーカーに比べて外周が大きいので、このタイトなタイヤとは相性が悪いんですよ。」とのこと。前輪は完成。
私の担当の後輪はいい線まで行きながらまだまだぁ。
見るに見かねて、若い店員さんが、やってくれる。
「もう握力が限界です。」
二人がかりでエイャー。 でも無理。
「それじゃいつまでたっても入りませんよ。」
も少し年季の入った店員さんが助け舟を出してくれた。
「力じゃないんです。僕の手をよく見てください。こう、タイヤ全体を向こうに押すんです。」
言われたとおりにやってみました。
「スパンッ。」
おーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっっっっっっっっっっ入ったーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっっっっ。
この感動を誰に伝えたいか考えた。この世界中の自転車好きのしかもロードレーサーに乗っていて、しかもパナレーサーのタイヤを使っているすべての人に伝えたい。
「パナも素手で入るんだぞー。」
実際、ネットで検索したが、「素手では無理。」というのがほぼ定石のようだった。
いゃぁ、自転車、深いです。そして、プロフェッショナル、すごいです。ありがとう、フクイサイクル。