名古屋、17年目の年が明けた。
大阪のシステム部を追い出されたとき、当時の部長のはなむけの言葉は
「給料泥棒」だった。

 結婚し、子供ができ、マリー・アンド・ファナーズを結成した。
人生の重要な時期を名古屋で過ごした。

 えらいさんに
「あまり長くひとつの仕事ばかりしているとリストラ要員になるよ」と言われた。会社での立場に長が付くようになった。

 今年から、また、立場が変わることになった。
すでに路頭に迷わせてはならない部下がいる。

 内定者として、納会で挨拶した「今年は賞を取りたい」は本意だ。
事務職にこそ、明確な目標が必要なんだ。

 そして、この根無し草は、最低、あと一年、この地にとどまることが決まったということだ。