どのくらい時間が経っただろう。
ここから出られるのだろうか?
鳥たちは、それを邪魔しないだろうか?

彼らは何も気にしていない様子だ。とても自由に見える。
私がここで見たこと、聞いたことを誰かに話したとする。
私はただの狂人だ。信じて欲しいと願えば願うほど、
社会からはじかれていくであろう。
だが、だからといって、だまってもおれぬほど強烈な体験だ。

  「心配しなくて良いのです。」
    
      また、心の声がした。

  「ここでの記憶を消すことが出来ます。記憶ってコンピュータのメモリー
   みたいなものでしょ、消去することは難しくありません。
   私たちは、コンピュータを排除しました。機械でなく自らの脳で、
   すべての問題を解決できるのです。
   いつかあなたたちもそれに気づく日が来ると信じたいのですが
   まだまだ先のことかも知れませんね。」