寒い、寒すぎる。
昨日、吹雪の中を自転車で帰った。3月中旬なのにと思うと、
吹雪の中で笑いながら自転車に乗っている怪しい人になっていた。
そして、暖かい食べ物が恋しくなった。

私の実家では、よく”鯖のお茶漬け”を食べてました。
母が作ってました。
北部九州では良くある食べ物らしいですが、私の知っている限り、
家庭で作って食べる、と言う人には会ったことが有りません。

先ず、刺身でたべられる新鮮な鯖を用意します。
普通に刺身にします。
そして、
醤油、みりん、おろししょうが、すりごまで作ったたれに1時間ほど漬けておきます。
どんぶりはあらかじめ暖めておきます。
お茶は必ず沸騰させます。
熱々のご飯の上に、たれから出した鯖を乗せて、たれを少々。
沸騰したお茶を注ぎ、フタをします。
しばらく待てば、完成。
これで、鯖は煮えてるんですよ。

もし、未来に世界人口が増大しすぎて、食物供給が追いつかなくなって、
ハイテク食品(1錠で一日分の栄養が摂れる優れもの)しか食べてはいけない
ということになったとします。
食事というスタイルでの食物摂取は今日の晩ご飯が最後という日が来ました。
何食べますか?
私は迷いません。

想像してください。
醤油としょうが、ゴマ、ご飯が熱いお茶に導かれ、漂う香りは、玄界灘の荒波か。

沖の荒らぶる波間より、
取り出したるこの鯖を、
ひとたび口に入れたなら、
豊漁祭りの鐘、太鼓。


想像を絶するうまさですから。