投資の神様も失敗? バフェット氏が「IBM」を手放したワケ
https://zuuonline.com/archives/152021
2011年に、バフェットがIBMに投資した時は、
「あのバフェットが、避けてきたハイテク企業に投資した」 と騒がれましたが、
自分は 「あー、今回はたぶん失敗するなぁ・・・残念」 と内心考えていました。
(投資に失敗はつきものであり、バフェットの失敗も珍しい事ではありません)
根拠①、「自分で知見を得なかった事」
バフェットは、パソコンもスマホも使った事がない。 新技術を試さない。
そんな状態では、目隠しして投資しているようなものです。
新技術に投資するなら、自分で触って試してみるなどの知見は必要です。
根拠② 「財務諸表で判断した事」
今までの成功パターンであった財務諸表の分析に頼りすぎた。
ハイテク企業で重要なのは、財務より技術と成長戦略です。
根拠③ 「IBMの自社株買いの錬金術 を信じてしまった事」
IBMはキャッシュフローの80%以上を、「配当+自社株買い」 に使っている。
GEの名経営者ジャック・ウェルチも、Apple創業者スティーブ・ジョブズも、
IBMの異常な自社株買いを批判していました。
バフェット、今後も仮想通貨投資に否定的な立場は続くか
http://www.mag2.com/p/money/360706
バフェットはIBMの異常な自社株買いは歓迎し、「仮想通貨はダメだ」 と言う。
しかし、自分は逆だと考えている。
IBMの異常な自社株買いは、数字のマジックでしかなく、いずれ限界が来る。
開発や事業転換に使うべきカネを自社株買いに使っているから、競争力が無くなる。
つまり、将来性を削って、現在の株主価値を高める錬金術なのだ!
仮想通貨は今後も進化可能で、現にデジタル通貨を準備している中央銀行がある。
「仮想通貨はダメだ!」 と決めつける必要はない。 静観し観察すれば良いだけ。
バフェットは最も偉大な投資家だけど、もう87歳なので、全盛期の思考力はない。
さらに、この激動の時代には、バフェットの成功パターンは合わないのです。
もし、今の時代に40代のバフェットとマンガ―がいたら、どう考えたでしょうね?