インポスターは英語で書くと“Imposter”。
これには“詐欺師、偽物”という意味があります。つまり、自分が周囲に対して“実力があるかのように見せて、周囲を欺いている”というような感覚に陥ってしまうことをいいます。
インポスター症候群の人は、「異常なまでに自己評価が低い(または低くしている)」
自分自身について卑下するようなことをいうのもそのためです。
不安なのです。
今の自分は大したことないのに、偉そうにしているのでは?
そんな風に自己否定してしまうのです。
特に女性に多いのが特徴の1つです。
周囲の人が高く評価するほど、自分の能力は高くないと思ってしまい、周囲の人をだましていると感じてしまう。
インポスター症候群の自覚症状とは?
- 自分の実力のなさがいつ周囲にバレてしまうかと恐れている
- 自分の失敗に対する不安
- 自分が失敗をした時に「やっぱり、ダメだったか」と思っている
- 自分の待遇や役職と能力が自分には不釣り合いだと思う
- 他者からの評価が素直に受け入れられない、不安に感じる
なぜそんな風に感じるのか?
それは下記のような心理が働くからです。
- 自分が成功をした時に周囲からねたみや嫉妬を受けることへの恐れ
- 仲間外れやイジメにあうことで孤独になることの恐怖
- 失敗した時に「あいつ、ダメなやつじゃん!」というレッテルを貼られる心配
- 仕事量の増加や難しい業務が与えられることへの抵抗
子供の頃に厳しい両親の元でかなり押さえつけられてきた方にその傾向が強く出るようです。
自分に自信を持って生きていけるように育てようと思う親より、親の思い通りに生きていれば幸せなのだと決めつける親の方が多いからだと思います。
自分の幸せは自分で紡ぐものです。
親が勝手に紡いだ人生には色をつけることも模様を描くことも難しいことが多いようです。