パッケージの表に「保存料無添加」「着色料保存料無添加」などと書かれた“無添加”商品が増えました。コンビニでも「無添加」という表示があれば安心してしまいます。
消費生活コンサルタント・森田満樹さんによりますと、無添加と表示されていてもあてにならず、購入には注意が必要だとの事です。
『保存料無添加』と謳っていても、裏を見ると保存料の代わりに日持ちがよくなる添加物『pH調整剤』などを使っているケースがよくあります。
また、『着色料保存料無添加』とは、着色料と保存料だけ使われていないけれど、化学調味料はたっぷり使われていたりもします。
食品表示の騙されワードが実はこの「無添加」だというのです。
ショック!
驚くべきことに、商品名で「ミネラル○○」などと書いてあっても、栄養成分表示を見るとミネラル成分がほとんど含まれていないこともあったりします。
商品名やキャッチコピーには厳しい規制がないので、“強調表示”ができてしまうのだそうです。
覚えておきたい“だまされワード”
【うす塩味(塩分控えめ)】
「味」の表記には規定がないため、「うす塩味」でも塩分が高めの食品があったりと、適当なことがある。
【減塩】
食品100g当たりのナトリウム量が120ml(食塩相当量0.3g)以下であることが決められている。
【塩分25%オフ(カット)】
比較する同社製品より、100g(ml)当たりの塩分量が25%以下の商品。
【カロリー控えめ(低カロリー、カロリーライト)】
基準値は100g(ml)あたり40kcal以下。
【カロリーゼロ(ノンカロリー、カロリーオフ、カロリーフリー)】
100g(ml)中、5kcal未満なら「0」と言えるので、完全に「0」ではなく、1~4kcalのこともある。
【ビタミンC入り(ビタミンC含有)】
100g(ml)当たりのビタミンC含有量が15mg以上。
【ビタミンCたっぷり】
100g(ml)当たりのビタミンC含有量が30mg以上。
【ビタミンC○%アップ(ビタミンC○倍)】
100g(ml)当たりのビタミンC含有量が60mg以上。
【高ビタミンC(ビタミンC豊富、ビタミンCを多く含む)】
100g(ml)当たりのビタミンC含有量が100mg以上。
【無添加】
裏面の添加物表示欄に何もなければ本物の無添加。
【保存料不使用】
保存料の代わりに日持ち向上剤のpH調整剤などが使われていることもある。
【着色料無添加】
着色料が使われていなくても、保存料や化学調味料が使われているケースも。
なんだか切なくなりますね。
嘘ではないけど誤魔化され騙されやすい食品表示
これはもう消費者が賢くなるしか仕方がないですね。