02.Jazz for five
03.Good times
04.Spiders
05.Ursula
06.A Jazz nativity
07.Black marigolds
08.What are little girls?
09.Carolling
ブラック・マリーゴールズ(紙ジャケット仕様)/マイケル・ガーリック
![](https://img-proxy.blog-video.jp/images?url=http%3A%2F%2Fecx.images-amazon.com%2Fimages%2FI%2F41n1UC0VgCL._SL160_.jpg)
Michael Garrick(piano, harpsichord, celeste)
Ian Carr(trumpet, flugel horn)
Joe Harriott(alto saxophone)
Don Rendell(tenor and soprano saxophone)
Tony Coe(tenor saxophone)
Dave Green(bass)
Trevor Tomkins(drums - septet)
Colin Barnes(drums - poetry & jazz trio)
Michael Garrickのアルバム。
1曲目が始まった時は品があって優雅だなと思いながら聴いていたのですが、2曲目になって詩の朗読が始まると自分の中のイメージが変わっていきました。
曲を聴いていくと、いくつかのスタイルがあるようで、解説にもあるのですが、
①Poetry and Jazz(2,6)
②Septet(1,3,5)
③Solo harpsichord(4,7)
④Harpsichord Trio(9)
⑤Celeste Trio(8)
という事でした。
当たり前(?)ですが、一番ジャズしているのは②。クラシカルな雰囲気があり、とても洗練されていて美しいです。
③は特に7がおどろおどろしく、不気味な感じが。
⑤はCeleste(Celesta)の音がかわいらしく不思議な空気を作り出しています。
④はトリオですが、ジャズというよりもっとクラシカルで古典的なイメージ。
それで①ですが、やはり詩の朗読は歌を歌う事や演劇などで役を演じるのとは違う雰囲気があります。詩と音楽が双方向的な関係で、あまり聴かない種類の音楽だという事もあると思いますが、新鮮でなかなか面白く聴く事ができました。この作品の目玉は恐らく①でしょう。
単純にジャズと分類する事は出来ない作品だと思います。むしろ、ジャズというより個人的にはプログレ風だと感じるところが多かったです。僕自身プログレはまだそれ程聴いていないですし、プログレといっても幅広く色々な音楽があるので、これも単純に言い切る事はできないですけれど。
しかし、ジャズファンの方も②(特に5)はかなり楽しめると思います。