John 5 - The art of malice | 全ての音は音楽か

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色々書いたりつぶやいたり。音楽の話ばかりです。

1.The Nightmare unravels
2.The art of malice
3.Ill will or spite
4.J.W.
5.Ya dig?
6.Can I live again
7.Portrayed as unremorseful
8.Steel guitar rag
9.Wayne county killer
10.Fractured mirror
11.The S-lot
12.The last page turned

Art of Malice/John 5

 
John 5(all guitars & bass)
Billy Sheehan(bass on 5)
Greg Hanna(additional bass)
Tommy Clufetos(drums & percussion)
Chris Baseford(keyboards)
 
Produced by Chris Baseford & John 5
Mastered - Undercurrent Studios
Enginnered by Chris Baseford, Additional engineer - Neil Citron
Recorded - Doghouse Studios, Los Angeles
 
John 5のアルバム。
 
ヘヴィなサウンドと超絶テクニック、そこかしこから漂うカントリーの香り。ヘヴィメタルやハードロックなどでもカントリー風のテクニックは色々なところで沢山のギタリストがプレイしていますが、もろカントリー風の曲を入れている人はもしかしたら(僕が知らないだけだと思いますが)そこまで多くないかもしれません。
 
このアルバムに関していえば、物凄く大まかに言ってしまえば、ギターがフューチャーされた(ギタリストのアルバムなので、当然といえば当然かもしれませんが)ヘヴィで割と聴きやすい(と思う)曲とカントリー風の曲の2種類に分けられると思います。逆に言えば、そのどちらもピンとこなければ、あまりこのアルバムはお薦めできないかもしれません。
 
例外は10と12だと思いますが、10に関しては雰囲気こそ違うものの、それまでの曲の延長線にあるような感じもありました。最後の12はアコースティックギターのソロ。僕がアコースティックギター好きという事もあると思いますが、この曲が一番味わい深く、アルバムを締めくくるのにぴったりの曲だと思います。
 
それぞれの曲は比較的短く、全12曲で約45分という長さです。余計に引っ張ったりせずに割とすっきり終わってしまうので、聴いていてだれてしまう事はあまりありませんでした。
 
これに限らず何でもそうだと思いますが、曲や演奏のスタイルがどれだけピンとくるかが問題だと思います。そういう点ではわかりやすいアルバムだと思うので、興味のある方は試しに何曲か試聴してみてもいいかもしれません。