Lars Moller Group - Colours | 全ての音は音楽か

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色々書いたりつぶやいたり。音楽の話ばかりです。

1.Colours in 5th's
2.Blue Skies In Kamchatka
3.Bacharach
4.Up Front
5.Creepy John
6.Song For Joe
7.Torment At 12
 
Colours/Lars Moller

 
Lars Moller(tenorsax)
John Abercrombie(guitar)
Jacob Christoffersen(piano, electric piano & keyboards)
Thomas Ovesen(bass)
Ole Theill(tablas & drums)
 
Recorded by Ole Hansen at Sound Track Studio, Copenhagen
Mixed and Mastered by Jan Erik Kongshaug at Rainbow Studio, Oslo
Produced by Lars Moller 1996-1997
 
Lars Moller Groupのアルバム。
 
全体的に暗くちょっと怪しげであまり落ち着かない雰囲気です。落ち着かないというのは複雑とかテンポが速いという意味ではないですが、ほとんどの曲のかなり長い時間、暗い空(もしくは曇り空)の下にいるような感じをうけました。そんなような感覚という事で・・

例えばフォーキーで広がりがある2はタブラが入った事や曲の雰囲気、サックス、ギターの演奏などで変な浮遊感のある怪しげな曲になっています。8もタブラが入っていますが同様にすっきりせず、ちょっと一筋縄ではいかないようなその中で、都会的な1と5、陰鬱ながら思わず聴き入ってしまうようなメロディの3と6など、もっと聴きたい気持ちにさせる曲もあります。
 
こういう書き方をすると、2と8がパッとしないみたいですが、ハッとするような部分もありますし、ギターの聴きどころという点ではこの2曲が特にいいと思いました。もしかしたら、2はオレゴンが好きな人にはちょっといいかも。
 
曲の演奏時間は4を除いて(というより、4は5の導入と考えても良いかもしれません)一番短い曲で約6分40秒くらいあるので、雰囲気に慣れない人はつらいかもしれません。好き嫌いはわかれるだろうなと思います。