Martin Taylor - The Valley(2004) | 全ての音は音楽か

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色々書いたりつぶやいたり。音楽の話ばかりです。

1.I wish I knew how it would feel to be free
2.The fair haired child
3.The valley
4.Bridge over troubled water
5.God bless the child
6.Somewhere
7.Hymn
8.Don't know why
9.Bewitched, bothered & bewildered
10.I've got you under my skin
11.Have you met miss Jones?
12.Kwame
 
The Valley/Martin Taylor

 
Produced by Karl Jenkins
Engineered, edited and mixed by Jody K Jenkins at mustache Studios
Mastered by Raphael Mouterde at Floating Earth Ltd.
 
Martin Taylorのアルバム。今回はソロではなく、4曲でゲストが加わっています。
 
Simon Dinnigan(guitar 3)
Bryn Terfel(vocal 4,5)
Sacha Distel(vocal 10)
 
もちろんMartinはギターを弾いています。
 
ジャズスタンダードや自身のオリジナルだけでなく、Simon & GarfunkelやNorah Jonesの曲も演奏しています。しかし、どの曲も同じMartin Taylorというラインに並んでいて、違和感やジャンルの違いを感じさせる事はありません。当たり前の事ですが、さすがMartinという感じです。
 

*アルバム収録のものより少し速めです
 
今回は3曲にボーカルが入っていますが、歌の伴奏としてのギターも実に味わい深いです。ただ弾くだけの伴奏でなく、歌と曲の魅力をさらに引き出すような演奏は見事です。
 
ゲストが参加している4曲はどれも素晴らしいです。それ以外の曲で特に面白かったのは、プリペアドギターで演奏された(と思われる)12です。
 
*プリペアドギターとは何ぞやという方もいらっしゃるかと思いますが、弦に紙や金属などをはさんだりくっつけたりして、わざとビビるように細工したギターのことです
 
奏法によるところも大きいと思いますが、そのサウンドはまるでカリンバ(親指ピアノ)のようで、実に不思議な感覚でした。これにはかなり驚かされました。
 
また、これはハイブリッドディスクとの事なので、高音質で楽しめる作品だと思います。
 
良い作品です。
 
Martin Taylorの公式ページはこちら。マイスペースはこちら