The Montreux Blues Festival 1973(2006) | 全ての音は音楽か

全ての音は音楽か

色々書いたりつぶやいたり。音楽の話ばかりです。

Memphis Slim - June 29, 1973
1.Wish Me Well
2.Angel Child
 
Memphis Slim with Freddy King and his band - June 29, 1973
3.Lend Me Your Love bonus track
 
McHouston "Mickey" Baker - June 29, 1973
4.Diggin' My Potatoes
5.Make Your Bed Up Mama
 
Willie Mabon - July 1, 1973
6.Harmonica Swing
7.Sad Feeling
8.Mabon Soul
9.Have A Little Mercy On Me bonus track
 
Clarence "Gatemouth" Brown - July 1, 1973
10.Louisiana Breakdown
11.The Drifter Rides Again bonus track
12.Highball For Gate
13.Cajun Blues
14.Got Mojo Working
 
The Montreux Blues Festival 1973

 
The Montreux Blues Festivalのライブアルバムです。
 
メンバーを見るとおりブルースのアルバムなのですが、ふと自分の音楽の趣味を考えるとブルースが入ってくる事はあまりなかったのではないかと思います。
 
(ブルース)ロックやジャズは好きですし、ブルースと他のジャンルの音楽との関係も少しだけわかっている(つもり)と思いますが、ブルースが関係していたり影響している音楽は好きでも、ブルースそのものにはほとんど興味がわきませんでした。
 
ブルースにも当然有名なミュージシャンはいますし、雑誌や何かでインタビューを読んでいると(特にロックミュージシャン)ブルースやそのプレイヤーが出てくる事もあります。そうなると一度は聴いてみるのですが、大抵知識(もしくは勉強)として聴くくらいで、のめり込む事はありませんでした。
 
ということで、音楽の趣味を考えると僕の芯には定まったものがありません(と、思っています)。そういう根無し草のようなところが災いするのか、他の人と音楽の話が合わない事がよくあります。もっともある時期から自分の主張を控えるようになった事で、話が合わなくなったり人と衝突したりする事はほとんどなくなったと思うのですけれど・・・。
 
このアルバムでも大体の出演者は名前を見ればわかるのですが、誰がどういうブルースをやっているのかはよく覚えていませんでした。きっと名前を知っているくらいだったのでしょう。改めて聴いてみてものめり込むような感覚はないものの、以前に持っていた感想や感覚とは違っていると思います。ブルースも悪くないな、と。
 
McHouston "Mickey" Baker、Willie Mabon、Clarence "Gatemouth" Brownは特によかったです(4,7,8,9,10,12,14)。以前なら聴かずに飛ばしてしまうような曲でも今は楽しんで聴く事ができます(できていると思います)。それには多分色々な音楽を聴いてきた事や感覚の変化もあるでしょうし、ブログで色々な方と交流したりする事も大きかったのではないかと思います。
 
いいきっかけになりました。以前は知識として聴くだけだったアルバムも聴き返す事が増えるかもしれません。
 
Recorded at The Montreux Jazz Festival, Switzerland on June 29 and July 1, 1973
Mastered at Art & Son Studio, Paris, June 2005.
This album was previously released in 1973 as "The Montreux Blues Festival" Barclay 920439 and released on CD in 1993 as Polygram Jazz / Verve