Enrico Pieranunzi Trio & Quartet - One Lone Star | 全ての音は音楽か

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1.Downtown
2.The Night Gone By
3.What's What
4.Improscope 1
5.Improscope 2
6.Blue Rose (for Rosario)
7.Improscope 3
8.The Lover's Cry
9.Call It Love
10.Improscope 4
11.The Surprise Answer
12.One Lone Star
 
ONE LONE STAR VOL.7

 
Enrico Pieranunzi(piano)
Luca Bulgarelli(bass)
Roberto Gatto(drums)
Rosario Giuliani(alto & soprano sax on tracks 2,3,6,9,11,12)
 
Recorded: March 19, 2002 at Start Studio, Rome by Eugenio Vatta
Digital Mastering: March 20, 2002 at Reverebce Studio, Rome by Fabrizio De Carolis
Produced and cover design: York v. Prittwitz
 
Enrico Pieranunziのアルバムです。2002年リリース。
 
Vol7とあるとおりyvp musicからリリースされたシリーズの7作目ですが、本作品ではRosario Giulianiが参加しています。3,6,11のような比較的緊張感が高めの曲ではそれに合わせたように緊張感高めの演奏が聴けますが、どこか抑え目で気持ちの変化よりも知性が前に出ているような気がしました。しかし、2や12のような曲ではそのクールなプレイが曲やピアノのリリカルさを引き立たせている様にも感じました。
 
そのほかの曲では、Enricoのアグレッシブな面と叙情的な面が交互に楽しめるような曲順になっていて、なかなか良いです。また、Improscopeという曲は完全なインプロヴィゼーションとの事で、それらの曲もなかなか興味深いです。現代的で少し難解なものもあるように思いましたが、ジャズの範囲を抜け出てしまうようなものではないと思います。
 
Enrico Pieranunziに美しいメロディと曲を求める方にとっても、刺激と優しさが良いバランスになっていると思うので、聴きにくくなってしまう事は少ないと思います。
 
個人的な聴きどころは1,2,4,6,8,12あたりでしょうか。
 
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