Praxis - Zurich(Transmutation Live) (2006) | 全ての音は音楽か

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1.A:Transmutation B:Flame War C: Transmutation 2 D: Buckethead Audio Virus E: Theatre Of Eternal Turntables (In 3 Parts)
2.A:Transmutation 3-Fresh Impression B: Telematic Circut Break (In 2 Parts) C: Low Bass Monster
3.A: Ekstasis B: Flicker C: Compressed Signal Cuts D: Transmutation 4
4.A: Cut-Chaos B: Giant Robot C: Direct Hit D: Transmutation 5 (Ascent)
5.Undercurrent Live at Knitting Factory
 
Recorded live in Zurich, Switzerland Jazznojazz Festival June 21, 1996
Undercurrent recorded @ The Knitting Factory, NYC June 30, 2000
Live Engineering: Oz Fritz
Compiled + Produced by Bill Laswell @ Orange Music, NJ
Engineering: Robert Musso
Mastered by Michael Fossenkemper @ Turtle Tone Studios, NYC
 
Praxisのアルバムです。
 
元々はTransmutation Liveとしてリリースされていたものが、再リリースされるにあたって1曲追加されたのが(5曲目です)Zurichというアルバムです。特別リマスターなどの表記はないものの、音量の違いは多少感じました。
 
メンバーはBill Laswell、Buckethead、Brainに加え、ターンテーブルで数人のゲストがいるようです(Grandmixer DXT、The Invisible Scratch Pickles)。ただ、どの曲で誰がというような事は書かれてありません。
 
この音楽はどこに当てはまるのかを考えるのはかなり難しいです。ヒップホップのようなパートもあればバケットヘッドがギターを弾きまくるものもありますし、アンビエント(音響?)風のようなところもあります。無理やりミクスチャーロックと言ってしまうのか。それも違うような気もしますが、もしかしたら単純にアヴァンギャルドと言ってしまえばそうなのかもしれません。が、とにかくジャンルわけが難しい内容です(一言、雑多と言ってしまうのがいいのかもしれません)。ですので、HM/HRに入れていますが、これはあまり適切ではないかもしれません。もしもお店で探すのなら一般的なロック、Buckethead(RockまたはHeavy metal)、Bill Laswell、(Free)jazzのコーナーなどに置いてある事が多いと思います。
 
そのサウンド面以外の違いはTransmutation Liveが楽章ごとにまとめられていたのに対し、Zurichは楽章内のパート毎に分けられています(全17曲)。ですので、好きなパートを探す時や繰り返し聴きたい時には便利かもしれません。
 
両作品を比べてTransmutation Liveをわざわざ選ぶ理由はほとんどないだろうと思いますが、ボーナストラックが不要という場合は選択肢に入る事もあるかもしれません。
 
ボーナストラックは約6分。Bill、Buckehead、Brainにターンテーブルという形です。アンビエント風(?)のトラックではっきりしたメロディはなく、混沌としたイメージのある曲だと思いました。
 
Zurich

 
なお、以下はTransmutation Liveの曲目です(全4曲)。
 
1.Movement1
2.Movement2
3.Movement3
4.Movement4
 
Transmutation Live