Michel Petrucciani - 100 Hearts(1984) | 全ての音は音楽か

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1.Turn Around
2.Three Forgotton Magic Words
3.Silence
4.St.Thomas
5.Pot Pouri(medley)
6.100 Hearts
 
100 Hearts/Michel Petrucciani

 
Produced by Gabreal Franklin
Co-produced by Jeffrey Weber and Jim Gielich
Live recording engineered by James Crotty at RCA Studio A, New York City in June 1983
 
Michel Petruccianiのアルバムです。
 
ジャケットが印象的なこの作品は全曲ソロピアノの演奏となっています。
 
ブルースの1曲目は軽妙かつテクニカルに指を躍らせます。2はなんだか気になるタイトルですが、少し速めのテンポでメロディアスな旋律を軽やかに演奏します。3はいわれてみると確かにチャーリー・ヘイデンっぽいなあと感じる曲です。深く自分を見つめるようで、曲も演奏も非常に印象的な1曲です。4はリラックスムードで明るく楽しいピアノが聴けます。人それぞれ感想はあると思いますが、最後の2曲がこのアルバムの目玉だと思います。5曲目はメドレー(someday my prince will come, all the things you are, a child is born, very earlyの4曲です)。6曲目演奏時間が進むにつれて気持ちが高揚していく幸せに満ちた12分。
 
技術的には超絶と言える演奏であると思いますが、そのような面をあまり意識させずにメロディや曲の良さを聴かせる演奏にしているのはさすがというかなんというか。
 
再生ボタンを押した後はそのまま音楽と一緒になれるような作品です。