Guitar Oblique(1998) | 全ての音は音楽か

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1.The Sentinel
2.Achrono Mites
3.Slightly East
4.Reflection Of
5.Vidya & Itch
6.Xenomorph
7.Valse Oblique
 
Executive Producer: Michael Dorf
Associate Producer: Seth Rosner
Recorded, mixed, and mastered at the Knitting Factory by Sascha von Oertzen
 
下のアルバムジャケットにある3人がこのアルバムの演奏メンバーです。
 
演奏者は恐らくVernon Reid Elliott Sharp, David Tornの3人(3人ともギターです)です。ギター以外はプログラミングなどの電子音、リズムや人の声などです。
 
この3人の名前とニッティング・ファクトリーからのリリースという事で、予想ができる方もいると思いますが、内容はフリー(ジャズ)、実験(前衛)音楽という雰囲気のものです。明確で心地よいメロディは存在せず(存在しないように思える)、何をやっているのかさっぱりわからない、理解できないという人もきっと多いと思います。
 
その空間的で宙を漂うようなサウンドは聴き方によっては神秘的に聴こえなくもないかもしれません。ただ、恐らく一般的な意見は「意味がわからない」になってしまうと思います。
 
7曲で約60分という長さですが、後半3曲はそれぞれ6分11秒、5分51秒、4分33秒と短めです。曲の演奏時間の事もありますが、後半3曲はいくらかわかりやすいであろう事もありますので、どうしても理解できない場合は後半から(特に6曲目)聴いてみるといいかもしれません。
 
空間的でホラー風なイメージの音楽、実験(前衛)音楽が好きな方や、打ち込みのリズムなどがある曲もあるので、若干キャッチーではありますが、フリーインプロヴィゼーションが好きな方にはいいかもしれません。
 
ジャンルを現代音楽としてしまうのはかなり雑なのですが、ジャズに入れるよりかはこのほうがいいと思ったので、現代音楽に入れました。探す際はフリージャズ(Avant-garde)かロックを見るといいと思います。
 
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GTR OBLQ/David Torn