Estrela Da Vida Inteira Manuel Bandeira(2003) | 全ての音は音楽か

全ての音は音楽か

色々書いたりつぶやいたり。音楽の話ばかりです。

1. Vou Me Embora Pra Pasárgada(gilberto gil)
2.Desencanto(francis hime)
3.Trem De Ferro(tom jobim)
4.Testamento(milton nascimento)
5.Belo Belo(wagner tiso)
6.Portugal, Meu Avozinho(moraes moreira)
7.O Impossível Carinho(ivan lins)
8.Balada Do Rei Das Sereias(dorival caymmi)
9.Baladilha Arcaica(toninho horta)
10.Berimbau(joyce)
11.Temas E Voltas(radamés gnatalli)
12.Versos Escritos N'água(dori caymmi)
13.Estrela Da Vida Inteira(olivia hime)
 
Arranjos:
Tom Jobim, Gilson Peranzetta, Dori Caymmi
 
オリヴィア・ハイミの作品。マニュエル・バンデイラの生誕100周年にあたる86年の作品ですが、この日本盤は2003年に出ました。
 
爽やかでみずみずしい1。物憂げな2は色あせた風景が見えてくるようです。少し滑稽で不条理な雰囲気の3。フォーキーな4。柔らかい印象のサウンドの5は夕方から夜にかけてのイメージ。少しセンチメンタルです。 都会的なポップスの6。AORというよりそのままポップスという雰囲気です。夜の海をイメージさせる7。穏やかで少し甘めなので、寝る前に聴くと良いかもしれない雰囲気です。メロウで落ち着いた曲調の8曲目。ロマンチックさと優しさを感じます。9も8と同じような感覚ですが、メロウさは8曲目ほどではありません。10は速めのサンバ風ファンク。ベースのグルーヴと打楽器だけでなくギターも含めたリズムが気持ちいいです。優しく切ない11。12と13は短く、それぞれ1分50秒と55秒。2曲とも穏やかですが、12はまだ多少長さがあるのでわかるのですが、13は終わりを感じる間もなくすっと終わってしまいます。
 
曲名の後ろのミュージシャン名は恐らく作曲者(演奏に参加している可能性もあり)だと思われます。しかし、CDから得られる情報が少ないのと僕があまり詳しくない事もありますが、断定できるものではありません。間違っている可能性もあるので(推測で書いてしまってごめんなさい)、詳しく知りたい方は調べてみてください。
 
潤いのある洗練された音楽。個人的にはブラジル音楽と意識するよりも、軽くて少し甘めの雰囲気のポップスと考えても良さそうなイメージを持ちました。
 
サウンドと歌声のイメージですが、夜に聴きたい作品です。
エストレラ・ダ・ヴィダ・インテイラ・マニュアル・バンデイラ/オリヴィア・ハイミ