James Taylor - James Taylor At Christmas(2006) | 全ての音は音楽か

全ての音は音楽か

色々書いたりつぶやいたり。音楽の話ばかりです。

1.Winter Wonderland
2.Go Tell It On The Mountain
3.Santa Claus Is Coming To Town
4.Jingle Bells
5.Baby, It's Cold Outside
6.River
7.Have Yourself A Merry Little Christmas
8.The Christmas Song(Chesnuts Roasting On An Open Fire)
9.Some Children See Him
10.Who Comes This Night
11.In The Bleak Midwinter
12.Auld Lang Syne
 
James Taylor(all vocals, guitar)
John Pizzarelli(guitar)
Michael Landau(guitar)
George Doering(guitar)
Dave Carpenter(bass)
Jimmy Johnson(bass)
Dave Grusin(piano, celesta)
Larry Goldings(piano, melodica, harmonium)
Clifford Carter(synthesizer)
Vinnie Colaiuta(drums)
Steve Gadd(drums)
Luis Conte(percussion)
 
WoodWinds(track 1):
Dan Higgins(flute) Phil Ayling(oboe & english horn) Gary Gray(clarinet) Bill Liston(clarinet) Ralph Williams(bass Clarinet)
Strings(track 1,2,3,5,8,9,10,11):
Violins:
Ralph Morrison(concertmaster)
Bruce Dukov, Clayton Haslop, Julie Gigante, Tamara Hatwan, Sara Parkins, Jacqueline Brand, Natalie Leggett, Kenneth Yerke, Josefina Vergara, Katia Popov, Alan Grunfeld, Claudia Parducci, Margaret Wooten
Violas:
Roland Kato, Brian Dembow, Victoria Miskolczy, Marlow Fisher, Karen Elaine Bakunin
Celli:
Stephen Erdody, Cecilia Tsan, Paula Hochhalter
Bass:
Ed Meares
Vocal Group(track 1,2,10):
Kate Markowitz, David Lasley, Arnold McCuller
 
Featuring Musician
Chris Botti(trumpet on 1)
Natalie Cole(track 5)
Toots Theilmans(harmonica on 8)
 
ジェームス・テイラーのクリスマスアルバム。個人的にですが、前回のYule Be Boppin'よりもクリスマスのイメージは強いと思います。
 
ゆったりスウィングする1。ストリングスにホーンも加わる豪華なサウンドですが、派手になりすぎず上手くまとまっています。カントリーポップス風イメージの2。リラックスした雰囲気です。小粋にスウィングする3はストリングスが加わる事で、より優雅なサウンドになっています。ブルースロック風の4。「ジングルベル ジングルベル 鈴が鳴る」の曲なのですが、かなりアレンジされているため、もしかしたらなかなか同じ曲だと気づきにくいかもしれません。ゆったり平和な5。ボーカルはナタリー・コールとの掛け合いのようなものになっています。6はジョニ・ミッチェルの曲。ジェームスのギターとボーカル、それとピアノとベースのみでしっとりと綴っています。ゆっくりした速さで演奏される7は素朴なサウンドと歌声が暖かさを感じさせるようです。8は洗練されたポップスに仕上がっています。ピアノとストリングスとボーカルのみの9。普通の、幸せな風景が見えてくるようです。10は優しく可愛らしいポップス。11は穏やかで優しく、感動的です。エレクトリックギターのソロはあるものの、生楽器によるAOR、もしくは少しイージーリスニング系のポップス風というイメージも。12は聞き覚えのあるメロディだと思う方も多いと思いますが、これは蛍の光です。静かに包んでくれるような優しさを感じます。
 
とても良い作品だと思います。クリスマスの時期に聴くのが一番良いかもしれませんが、その時期だけしか聴かないのはもったいないような出来だと思います。要するに僕の好みの音楽という事ですが、これは良いと思いました。
 
ストリングスを多用していたり曲調や曲の速さなどに大きな違いはほとんどないため、甘ったるいと感じたり同じようでつまらないと感じる方もいるかもしれません。
 
この作品の音楽はとても暖かい雰囲気で、笑顔や幸せそうな場面が頭の中に浮かんでくるようです。聴いていて気持ちが落ち着き、どこかの幸せを分けてもらったかのようです。
 
機会があれば是非。
James Taylor at Christmas/James Taylor