Claudio Arrau - Chopin The Nocturnes(Disk1) | 全ての音は音楽か

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1.No.1 in B flat minor, Op.9 No.1(第1番 変ロ短調 作品9の1)
2.No.2 in E flat, Op.9 No.2(第2番 変ホ長調 作品9の2)
3.No.3 in B, Op.9 No.3(第3番 ロ長調 作品9の3)
4.No.4 in F, Op.15 No.1(第4番 ヘ長調 作品15の1)
5.No.5 in F sharp, Op.15 No.2(第5番 嬰ヘ長調 作品15の2)
6.No.6 in G minor, Op.15 No.3(第6番 ト短調 作品15の3)
7.No.7 in C sharp minor, Op.27 No.1(第7番 嬰ハ短調 作品27の1)
8.No.8 in D flat, Op.27 No.2(第8番 変ニ長調 作品27の2)
9.No.9 in B, Op.32 No.1(第9番 ロ長調 作品32の1)
10.No.10 in A flat, Op.32 No.2(第10番 変イ長調 作品32の2)
11.No.11 in G minor, Op.37 No.1(第11番 ト短調 作品37の1)
 
Claudio Arrau(piano)
クラウディオ・アラウ(ピアノ)
 
録音 : 1977年9月24 - 26日, 1978年3月23 - 27日, アムステルダム コンセルトヘボウ
 
クラウディオ・アラウによるショパンのノクターン集です。
 
誰もが聴いた事があるであろう有名な1や2を含む全11曲です。
 
ノクターンといえば夜想曲の事ですが、確かに静かでロマンチックな曲も多いように思います。
 
水面に波紋を作る一滴のしずくのような繊細さも感じさせつつ、骨太で芯のしっかりした強さも感じさせます。
 
ノクターンという事もあって幻想即興曲や革命のエチュードのような曲はありませんが、繊細で確かな、ロマンチックな曲が収められています。聴く者の心に平安を与えるようです。
 
クラウディオの演奏は、水面に波紋を作る一滴のしずくのような繊細さを感じさせつつ、芯のしっかりした、たくましさを感じさせるようでもあります。
 
アルトゥール・ルービンシュタインやフリードリヒ・グルダなど(ショパンという事で言うなら、グルダは少し的が外れているかもしれません・・・)名ピアニストは沢山いますが、クラウディオ・アラウも20世紀を代表する名ピアニストの一人です。
 
クラシックファンに限らず、多くの方に聴いてみてほしい演奏です。
 
2枚組みの作品ですが、2枚目についてはまた次回書きたいと思います。
Chopin: Nocturnes